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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
1:新任ビルダー現る
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(メルキド平原)

精霊神ルビスの導きにより、薄暗い穴蔵から脱出したリュカ……
久しぶりの開放的青空を期待していたのだが、その想いは打ち砕かれる。
「何だこの世界は!?」

少し小高い丘の上に立つリュカの眼前には、広い草原と薄暗い空が広がっており、各所にはスライムやドラキーといったモンスター達も蔓延っている。
『リュカ……ここはメルキドと呼ばれた地です。かつては城塞都市とも呼ばれており、人々が生み出したゴーレムによって守られていた町でした』

「ゴーレムが守ってたのに滅ぼされちゃったの?」
『その通りです。従って当面の貴方の役目は、メルキドの町を復活させる事です』
ルビスの説明に多少の不満が滲むリュカ。

「滅びた町なんか復活させないで、新しい町を作り直せば良いじゃん」
『別に何でも良いんですよ町の名前なんて。メルキドでも、アリアハンでも、グランバニアでも好きな名前にして下さい。私がお願いしてるのは、町の有った場所に町を再建して欲しいって事です』

「解ったよ。怒んなよ、そんなに。取り敢えず如何すれば良いのかぐらいは教えてくれよ」
『……貴方にはこれを渡しておきます』
そう言うとリュカの手の中に、粗雑な造りの旗が現れた。

「うぉ、何だコレ!?」
『それは希望の旗……その旗をメルキドの町の跡地に立てると、その周囲を私の放つ光で照らし出せます。そうすれば散り散りなった人々が集まり、貴方と共に町の復興を手伝ってくれる……はず』

「“……はず”って、何で自信なげなんだよ!」
『町を復興するキーマンのビルダーが、貴方でなければ自信持って言えるんです。貴方は人を怒らせる天才ですから……集まった人々を怒らせて、また散り散りになってしまうかもしれないでしょ!』

「お前……勝手に連れてきたヤツが、そういう事を言うか? ……ってか“ビルダー”って何だ?」
『ビルダーとは貴方の事です。貴方は伝説のビルダーなんです。……と言うか、伝説はこれから作られるんですけど』

「お前……何か格好いい事言ってやる気出させようとしてるけど、やる気なんて出ないからな……基本的に! まぁやる事はやるけども、やる気はないからな!」
『アレフガルドを復活させる事が出来るのなら、やる気がなくても良いです。もう貴方の魂を使うって決めた時点で、面倒事になるって覚悟してましたから、アレフガルドさえ復活させてくれれば良いです』

「なんちゅー言い草だ」
『ほらほら……早く復興に取りかかって下さいよ。貴方の正面に光の柱が見えるでしょ……アレがメルキドの跡地です。そこに希望の旗を立てれば、全てのスタートとなります』

「はぁ……やれやれだな。何の報酬も無く、お偉いさんに扱き使われるなんて、まるで奴隷時代に戻ったみたいだ」
『貴方は奴隷ではあ
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