第10章 エル・ファシル掃討作戦 中編-A
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同盟軍技術研究開発本部にあった。
彼らは今回の作戦でとても重要な役割を果たしていた。
それは
偵察ロボットの開発と運営である。
彼らが開発した手のひらに乗るネズミ型の偵察ロボットで掃討作戦前にシェーンコップ中佐の要望でルイ・マレン技術大佐指揮下の研究チームが開発した。
シェーンコップ中佐としては都市部のテロ組織を偵察する際のロボットとして開発要請をしてた。
これを使って実に7日にわたる偵察により基地内の地図が完成した。
この地図を使って私たちは作戦を立案した。
侵入から10分後
第4小隊長のグレン・クライスト准尉が司令部制圧完了とこの基地の司令を捕縛したと報告してきた。
本人いわく「楽勝」だったそうだ。
あとは中央管制室制圧だけであった。
残り5ブロックに迫ったところで西の通路からブルームハルト大尉の率いる中隊と合流した。
ここまでこれば作戦も何もあったものではなかった。
ここまでとにかく突撃と司令部確保を気にしながらの作戦であったが
ここからは速攻と突撃特に前者が要だ。
返り血で血まみれになった大尉に敬礼すると
「おう!
正直楽勝だな。いくぞ!」
と言って並んで走る。
通路の向かいからは1個大隊程度の敵兵が流れ込んでくる。
最初のひとりがトマホークをふるってくるが、よけて延髄へトマホークを振り下ろす。
2人目以降はほとんど流れ技であった。
貫胴
真正面からの胴フェイント面
などなど
流れ技があまりにもきれいに決まった。
10人目の面切り返し胴が決まってから防御プラスチックを跳ね上げる。
すると、そばに倒れている私が無力化した兵士が私の腕についている部隊章を見て
「ロ…ローゼンリッター連隊!?」
とつぶやいた。
一瞬にしてその場にいた帝国軍兵士の動きが凍る。
するとブルームハルト大尉が
「そうだ。われわれはローゼンリッター連隊だ!
いつでもお前らの遺書をお前らの血で俺たちが代筆してやる。
かかってこい!」
と言い放つと帝国軍兵士たちは後ずさりをし始めた。
ブルームハルト大尉はにやにやしながら
「いくぞ!」
とトマホークをもって突撃していく。
私もそれにつられて
「第3中隊後れを取るなよ!いくぞ!」
というと先鋒第三小隊の小隊長マースト・リヒトフォーヘン少尉が
「第3小隊!先鋒前進!」
と叫んで突進する。
私は突進しながら前方で迎撃態勢を取るまだ年若い兵士の無防備な胸部へトマホークで一撃を加えた。
と、思ったが彼は私の攻撃をさらっとかわして私の後頭部へトマホークを振り下ろそうとする。
私は急いでその振り下ろされたトマホークをなぎって少尉の階級章を付けた彼の懐に飛び込みコンバットナイフで頸動脈に一撃を加えた。
すぐさまナイフを引き抜き次の目標に向かった。
次の奴とつ
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