第10章 エル・ファシル掃討作戦 中編-A
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くるのを見て
ただただ圧巻するしかなかった。
そして、そこから5分後
ヘリの機長が
「降下5分前!」
窓から見る外はただの岩山の風景だが前方500mほど先に大きく長方形に開いた航空機発着場が見えた!
隊員たちにいつもの手順で装備を相互チェックし降下に備える
「降下2分前!
ハッチ解放!」
冷えた空気が一気に入ってきた
「降下開始!」
私は
「いくぞ!」
と一言だけ言い放ちラぺリングロープを手に取って降下した。
着地した瞬間に防御陣形構築のためにライフルを構えて前進する。
後続の隊員が下りてきた。降下開始から15秒程度でほかのヘリからの降下も完了し警戒陣形で一気に攻める。
われわれが降下したのはワルキューレの露店格納庫の中
攻撃目標は敵の中央管制室と司令部
私はライフルを構えながら
「前進! 敵が見えたら一発でやっつけろ!」
と命じて先鋒で前進を開始した。
その時だった、
左腕についていたタブレットから警報音が鳴り始めた
見ると
「ゼッフル粒子高濃度散布の可能性あり。」
と書かれてあったのだ!
私はその時もしかしたらにやけていたかもしれない。
そうなったら白兵戦しかなかったからである。
私は隊員たちに
「全員ライフルからトマホークに持ち替えろ。
われわれの本領を発揮するぞ!」
後ろにいたグレン・カント准尉はにやけながら
「了解です。」
と言ってライフルのを背中に回し装着していたトマホークを取り出した。
私もトマホークに持ち替える。
「前進! 作戦通り第3小隊が先鋒だ! 第3小隊に後れを取るな! いくぞ!」
格納庫の施設内部へつながる通路に侵入する。
中央管制室はここから12ブロック直進したところだ。
全然いける。
血が騒ぐとはまさにこれであった。
走っていると前方から守備兵集団が見えた。
よほど白兵戦に自信があるんだろうか
一般守備兵であったがトマホークを持っていた。
雄たけびをあげながらかかってくる敵兵
上段の構えで振り下ろすが脇が甘い
貫胴で仕留める。
人を切り裂く感覚が手から伝わってくる
1人目
次の奴はさすがに流れるようにとは言えなかったが、つばぜり合いの時点で奴の運命は決まっていた。
得意技の胴フェイント面で仕留める。
2人目
次の奴はトマホークの先のやりでついてきたがトマホークごとはたき落して頭部をはたききる。
3人目
正直、数の上で銃撃戦になってたら苦しい戦いになっただろうが白兵戦なので優位に戦いを進めた。
最初の交戦から5分程度で最初の一団を制圧し、次のブロックへ向かった。
第4・狙撃偵察小隊が通気口から侵入し今頃は司令部を制圧しているはずだ。
まさか敵もこんなに迅速に攻めてくるとは思ってないだろう。
その速攻の秘訣は同盟軍情報部と
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