機動戦艦ナデシコ
1272話
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的な役割だというのは分かっているが。
俺は一体どんな目で見られてるんだと一瞬疑問に思ったが、それを聞けばこっちも色々とダメージを受けそうなので取りあえずスルーして話を進める。
「じゃあ、デルフィニウム部隊は基本無視で、まっすぐバリア衛星まで突っ込んで行くって事でいいんだな? こっちに対しての攻撃は何とか防いで」
「そうね。幸いとデルフィニウムの武器は私が知っている限りはミサイルのみよ。なら、アクセルの方で何とでもなるでしょ?」
ジャマーについて教えたか? いや、別に教えなくても、サセボシティでの戦いであそこまで大々的にジャマーを使ってミサイルを防いでたんだから予想出来てもおかしくはないか。
「分かった、ただ、ミロンガ改で防げるのはあくまでもミサイルだ。弾丸の類は防げないぞ」
「大丈夫ですよ。先程ウリバタケさんからの説明にもありましたが、ディストーションフィールドは確かに実弾兵器に対しての効果は弱いです。ですが、ミサイルを受けても多少の揺れ程度で済んでいるのですから、マシンガンのような実弾兵器は全く問題ありません」
何だかんだといって、今のナデシコ世界だとナデシコって鉄壁の防御力を誇ってるんだよな。
グラビティブラストやビームはディストーションフィールドで防ぐ事が出来、ミサイルはミロンガ改のジャマーで、マシンガンとかの実弾兵器はナデシコにほぼ被害を与えられず、と。
そうなるとナデシコに被害を与えられる兵器というのは限られてくる。
そう、例えば……
「レールガンの類か」
俺の口から出たその言葉に対し、真っ先に反応したのはゴートだった。
「レールガンはまだ研究途中で、実戦配備されてはいない。もしかしたら秘密裏に装備をしている戦艦もあるかもしれんが、今回は問題ないだろう。デルフィニウムに搭載出来る程の小型化はまず無理だろうし、戦闘衛星に組み込むにしてもそこまで大規模な動きであればネルガルの方でキャッチ出来ていた筈だ。それに、純粋な破壊力という面ではレールガンよりもミサイルの方が上だしな」
「まぁ、そうだろうな」
ゴートの説明に頷く。
ミサイルの場合は爆発すれば広範囲に被害を与えられるのに対して、レールガンはあくまでも一発の弾丸だ。
勿論その弾丸が命中すれば周囲にある程度の被害は出るだろうが、それでもミサイルに比べれば劣る。
……ナデシコ世界と同じくらいに発展していたSEED世界では、普通にレールガンがあったんだけどな。それこそ、リニアレールガン・タンクといった風な、戦車にすら搭載するくらいに。
その辺を考えると、やっぱり世界によって技術の発展は色々だと、しみじみ思う。
ただ、おかげで今回はそれ程気にする必要がないのだからラッキーだったけど。
ミサイルならジャマーでど
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