第2話 久しぶりの手料理
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のまま帰った。その時既に6時辺り、ひとまず着替えとシャワーを済ませてから一色に連絡を入れた。それから少ししてから。
いろは「せーんぱい!こんばんはですー!」ドアバタン
八幡「チャイムくらい押せよ」
いろは「いいじゃないですかぁ、私だって分かってるんですしぃ」
八幡「あざとい、ほら買ってきたぞ」
いろは「ありがとうございますー、それでは台所借りますねー」
八幡「お好きにどうぞ」
いろは「〜♪」
八幡「楽しそうだな」
いろは「何ですか? それって遠まわしに毎日俺のためにご飯作ってくれって事ですか? ごめんなさい遠まわし過ぎて分かりませんもう少しちゃんとした言葉でお願いしますごめんなさい」
八幡「もうわけわかんねぇよ、料理好きなのかと思って言っただけだっつーの」
いろは「料理は好きですよ、美味しいのを作れたら嬉しいですし楽しいですよ」
八幡「はぁ、そんなもんかねぇ」
いろは「元主夫希望が何を言ってるんですかねぇ」
八幡「元じゃない、俺はまだ諦めてねぇよ」ドヤッ
いろは「うわ…」ヒキ
八幡「いや冗談だから、ガチの引きはやめてくれる? 泣くよ? 俺泣くよ?」
いろは「その脅しはどうかと思いますけどね」
そんなこんなで料理が終わり、テーブルに2人で対面に座り、一色が作ったオムライスが目の前に置かれる。
2人「いただきます」
八幡「……ん」モグモグ
いろは「どうですか?」
八幡「ん、んー……まあ美味いな」
いろは「ホントですか?!」
八幡「あ、あぁ……不味かったら不味いって言うし、美味かったら美味いっていう」
いろは「そ、そっかぁ…良かったです」
八幡「…どうなんだ? 学校の方って言うか就職とか」
いろは「はぁ…はっ、何ですか?口説いてるんですか?私の全てを知りたいってことですか? 流石にそれは狙い過ぎで気持ち悪いんで無理です」
八幡「そんなつもりはねぇし、俺はどんだけお前に振られんだよ。なんかもう慣れてきたわ。そうじゃなくて、ただ先輩としてだな…つか今回のお礼っつかそんな感じで手伝えることなら手伝ってやろう…とか」
いろは「はあ、なるほど…でもそんな心配とかはありませんよ。これでもちゃんとやってるんですから勉強とか」
八幡「へぇ、ならあれから葉山とは?」
いろは「ふぇ?」
八幡「なんだその反応あざといな」
いろは「そ、そんなつもりじゃ無いんですが、まあ葉山先輩とは…別に何も無いです。ほんと先輩と同じで卒業してから1度も連絡もしてません」
八幡「何で?お前葉山の事狙ってたんだろ?」
いろは「い、いやぁ…まあ…気が変わったんですよ」
八幡「ふーん…そんなもんか」
ってな感じで雑談して一色は帰っていった。
八幡「はぁ…何かいつもより疲れた………料理か…意外とポイント高いな…あいつ」
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