番外編
終焉の合図は、新たな始まり
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たい情報の提供でどうかしら。」
カレンが未来に目線を送った。
「分かりました。取引は成功です。あなた方の緊急時の避難所は前局員寮で良いですか?」
「その点はお構い無く、私達にはこれがあるので。」
カレンがこれでもかっと言うくらいみせてくる。
「そうですか。ですが一様鍵は預けておきますんで、何時でも使ってください。」
「気前がいいのね坊や。」
「僕の名前は夏村未来です。階級は少将。あなたの名前と組織名は?」
未来が尋ねると、
「カレン・フッケンバイン。フッケンバイン一家の首領だよ。覚えといて。」
これが二人の出会いだった。
時は戻って、
「未来はどうやって調べているのかな?」
「銀河鉄道のパソコンからちょっと細工をしてね。」
「そんなことしていいのかい?職権乱用なんじゃないかい?」
「そんなことを言っていたら情報は手に入りませんよ。これくらいならじゃれないでしょうしね。」
未来がカレンに話すと、カレンが笑っていた。
「未来は違う意味で悪人だよな。」
「そんなことを言わないでくださいよ。結構傷つきますよ。」
未来が笑いながら言っているため、どうも未来が傷つく姿が想像出来なかった。
そんなことをカレンも思いながら、話は進んでいく。
「食料はいつもの倉庫に置いてありますし、大抵いつものところにあるんで持っていって下さい。」
「いつも悪いね。」
「そう思うのでしたら少食になってください。」
するとカレンが笑いながら、
「努力はするよ。じゃあね未来。」
カレンは部屋から出ていった。
いつものことだが、未来は暇になった。
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