第四十七話 柴山少佐!漫画は藤子不二雄先生!!その九
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「作者にピクシブで人間の屑の欄に名前が乗ること期待されてるんだぞ俺達」
「あの欄にな」
「それで今更評判落として何だよ」
「今更だろ」
「落ちても今更なんだよ」
「それに俺達は評判なんか気にしないからな」
作中のそれをというのだ。
「読者人気さえあればいいんだよ」
「ファンアンケートダントツトップならな」
ジャンプでいつもやっているあれである。
「作品の人気もあればな」
「それでいいんだよ」
「作中じゃ金あるしな」
「世の中金だからな」
「作中で幾ら嫌われても金に勝てるかよ」
「金が全てだろうが」
「まことに屑ですね」
柴山も言う。
「まことに酷いものです」
「いつもこうです」
瞬はその柴山に答えた。
「少佐もご存知とは思いますが」
「はい、この者達の戦いは全て見てきていますが」
「日帝衆の敵だからこそ」
「常に見ています、ですが」
「この通りです」
「これまで通りですね」
「はい、そうです」
まさにというのだった。
「この者達は少佐が思われている通りです」
「外道ですね」
「そして外道をです」
「おう、勝ってみろよ」
「精々張り切ってな」
二人は瞬と柴山にも挑発して返す。
「俺達のこの万能スーツに勝てたらな」
「勝てたらの話だけれどな」
「じゃあ今から勝負するか」
「漫画描くか」
「望むところだ」
柴山は毅然としてだ、二人に応えた。そしてだった。
そのうえでだ、柴山は瞬にも言った。
「大将、それでは」
「はい、はじめましょう」
「私がメインで」
「私がアシスタントですね」
「それでお願いします」
「わかりました」
瞬は柴山に確かな声で答えた。そしてだった。
漫画を描く道具を全て、それこそ机や椅子までだ。全て出してだった。
漫画を描きはじめた、観衆も視聴者も全て二人を見て歓声を挙げた。
「よし、描かれはじめたぞ」
「柴山少佐の漫画はすごいぞ」
「面白いんだよ」
「絵も上手だしな」
その絵はというと。
「背景もいいんだよな」
「キャラクターの動きもよく描いてて」
「ストーリーも秀逸で」
「本当にいいんだよ」
こう話すのだった。
「読んでいて飽きない」
「全てにおいて最高レベルだよ」
「それにアシスタントの悠木大将もな」
「はじめてなのか?」
そのペンの使い方を見ての言葉だ。
「いい感じだぞ」
「よく書いてるな」
「細かい作業もしていて」
「腕いいよな」
「そうだよな」
「あれじゃあな」
瞬の腕はというのだ。
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