04 愛が重い…。
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何やら真剣な顔をしていた。
「ここに貴方を呼んだのは…これについてです…。」
バサッ
厚い紙の束が目の前の机に置かれる。それの表面にはこう書いてあった。
:月面移住計画
「やはり…!」
「五十年前からそれは計画されていました。これは貴方達、兵士にも関わる大事な事です…。」
最近、穢れが増えて来ている。この事には俺も薄々勘付いていた。街の周りの妖怪が消えた事から、妖怪達は一点に集まっているのだろうか。
「俺も…妖怪達と戦うんですね?」
「はい…。兵士全員が総出で妖怪と戦闘します…。」
「そうですか…。」
俺もここの兵士だ。戦う覚悟は出来ている。俺達がここまで訓練してきたのはこれの為だったのかもしれない。
「計画はいつ実行ですか?」
「一週間後です…。」
「それなら、今の内に訓練しといた方がいいですね…。失礼します。」
「はい…では…。」
バタン
それなら、戦うまでだ。どうせ俺は一度死んだ身。死ぬのは怖くない。だからこそ、ここの人達に恩返しをしたいんだ。
移住計画実行まで…あと7日
続く
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