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ゴブリンになった・・・・・死ねってこと?
一日目〜四日目
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一コブは、凄くはしゃいでいた。木の棒をブンブンと振り回したり、シャドーボクシングを始めたり、ダッシュしたりなど他の個体と比べて凄い個性的だなと思った。

俺はえらくはしゃいでいるなと思ってみていた。俺は年上ゴブリンから謎の芋虫を貰って食らい。今日は新しい体に慣れるように時間を費やして寝たのだった。

四日目


働かざるもの食うべからず。年上ゴブリン達の配給制度が終わりを迎えた。俺と同時期に生まれたゴブリン達も、この事を年上ゴブリン達から聞いて「え〜」といった表情だが、年上ゴブリン達からすれば「自分の飯くらい自分で取れ」と言った感じなのだろう。

そういわれて、もう芋虫をタダで食えないと分かると同期のゴブリン達は狩りに出かけた。昨日騒いだゴブリンは同期の中で一番ガタイが良い個体を連れて狩りに出かけた。他の面々は個人で狩りにいったのに、なんか知らないが、あの騒がしいゴブリンには親近感がわくのはどうしてだ?謎だ。

そう思いながら俺は、外に出て適当に自分のサイズにあった木の棒を見つけてそれを装備して、獲物を見つけるように洞窟の外に出て森を探索。途中で木の実を見つけて、肉を食う前の腹ごしらえとして食った。悪くない味だと思う。

木の実を食べるために木に登って高い所にいた俺はある存在に気がつく。角を額に生やしたウサギ。俺はこいつをホーンラビットと名付ける。いま現在、俺が落下して頭を踏み砕く事が出来る距離にいたため、俺は躊躇なく飛び降りて、ホーンラビットの死角から首に向けて踏み抜いた。嫌な感触はしたが、ホーンラビット仕留める事に成功した。

出来れば直ぐにでも毛皮を剥いでぼろ布からチェンジしたいが、そういった装備を現在は所持してないので毛皮と骨ごと食らう事になった。

うん。毛皮が口の中にへばりつくのは嫌な感じはするが、久しぶりの肉に俺は感激した。芋虫もエビみたいな味がして食いごたえはあったが、生でもやっぱり肉だな。久しぶりの肉の味に感激して、無我夢中で食らうのだった。

角の方は食う事が出来ないので、木の棒よりましだと思う事にして俺の武器とすることにしよう。

[ゴブ八は一角獣の角(小)を手に入れた]

ん。変なアナウンスが流れたが、まあ気にしないでおこう。

それからもう一羽のホーンラビットを仕留める事に成功して、俺はその一羽を洞窟でじっくりと食う事にした。なお、俺がホーンラビットを洞窟に持ってきた事にあの騒がしいコブリンが驚いた表情をしていた。謎だ?

久しぶりに肉を食らう事が出来たので、俺としては満足だ。明日に備えて寝るとしよう。


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