01 強くてニューゲーム?
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「俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!
?? ?人間の魂だ!」
シーザー・アントニオ・ツェペリ。ワムウの神砂嵐を至近距離で喰らい、瀕死。
「JOJOォォ!!俺の最期の波紋だぜェェ!受け取ってくれェェ!!」
しかし、そんな状況でもワムウから解毒剤の入ったピアスをもぎ取り、波紋をJOJOに託した。鮮血のシャボン玉の中にバンダナと共に…。
ズドン
神砂嵐によって破壊された瓦礫にシーザーの身体は潰されてしまった。
その身尽きてもその魂は死なず…シーザー・ツェペリ二十歳ここに眠る。
「シィィィィィィィザァァァァァァァ!!!!」
ーーーーーーーーーーー
「ん…?」
何故俺は生きている。ワムウの神砂嵐に殺られた筈だ。身体中の怪我も全て治癒している。まるで先程までの激闘が嘘のように…。見渡すとそこは廃ホテルでは無く、草木が生い茂る森だった。
「波紋は…練れるな。」コォォォ
波紋の呼吸をしてみる。やはり、疲労も嘘のように取れている。何があったのだろうか。
ズシンズシン
「何だ!?」
地鳴りが聞こえる。いや、これは地鳴りでは無い。足音だ。何かの生物の足音。
「ガァァァァァァァァ!!!」
その姿は、師匠、リサリサの島にあった本に載っていた姿にそっくりだった。人間が生まれる何億年も前、地球上で繁栄したという生物。それを人々は“恐竜”と呼んだ。
「何で恐竜がいるんだ!?くっ!襲ってくる!」
「ウガァァァ!!」
目に闘志が漲っている。恐竜に波紋が効くか分からないが、やってみるしか無い。
「シャボンランチャー!」
「ガァァァァァァァァ!?」
「よしっ!効いてるぞ!」
確実に効いている。それに、俺の波紋が何倍も威力が上がっている。いや、波紋の量も格段に上がっている。何故こんなに強くなっているのか。やはり、あの廃ホテルから森深くに居場所が変わっているのにも関係があるのだろうか。いや、そんな事よりまずは目の前の恐竜をどうするかだ。
「シャボンカッター!」
かつて祖父、ウィル・A・ツェペリが使った波紋カッターの応用編。
一瞬で恐竜の皮膚が斬り裂かれ血が噴き出す。
「ガァァァ…!」
巨体が地面に崩れる。さて、これからどうするか。辺りを探索してみて、何も無かったら波紋の修行をしよう。
30分後…
「何だあれは!?」
ビルの様なものが連なって建っている都市のようなのを見つけた。アメリカよりもかなり技術が進んでいる。それに、大型の銃を持った兵士が警備を固めている。
「む?誰だ貴様!」
「待て!俺は此処が何処か知りたくて…。」
「兵長!こいつには穢れはありません!」
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