新隊員とアイリスの手紙前編
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太正14年5月上旬・・・
紫藤直哉が退院して3日経ったある日の午後、直哉とさくらは西洋亭に来た。
「さくらちゃん今日は、今までのお礼とお詫びだから気にしないで食べてね」
「直哉君気にしなくていいのに、私と直哉君の仲なんだし」
「そういうわけには行かないよ、さくらちゃん。僕のせいで、大神さんと喧嘩したんでしょ?」
「別に気になくていいのに、大神さんには、恋愛感情持ってないのにな」
「それでも僕は副司令だしね」
「確か、かえでさんが来るまでよね、副司令は?」
「一応そうだけど、僕が襲撃された事で予定が狂った可能性もあるしね」
「本当皆に、迷惑かけたなと反省してます」
「直哉君それはもういいから、食べようよ」
「そうだね、さくらちゃん食べよう」
二人は美味しい昼食を食べ、帝劇に戻った。
大帝国劇場内ロビー・・・
「あ、さくら、直哉お兄ちゃんお帰りー」
「「アイリスただいま」」
「さくら直哉お兄ちゃんとの、デート楽しかった?」
「楽しかったわよアイリス」
「所で、アイリス何でロビーにいるの?」
直哉が、アイリスに聞く。
「あのねアイリス、直哉お兄ちゃんに、聞きたい事があるの?」
「僕に、聞きたいこと?何だろ」
「直哉お兄ちゃん、新しい隊員が来るのは本当なの?」
「ああ、そのことね、もうすぐ来るよアイリス」
「本当!!やったー」
「後でみんなを集めて説明する予定だったんだけどね」
「まあまあ、直哉君アイリスも喜んでるだしね」
「そうだ、アイリスとさくらちゃん。歓迎会またしないかい?」
「良いねアイリスしたい」
「さくらちゃんは?」
「私は、直哉君のしたいことには反対しないよ、だって大好きだから」
「でもなのはちゃんとフェイトちゃんもいたらよかったな」
「仕方がないわ、あの二人は、私達の代表で真宮寺直哉君の世界に行ってるからね」
「そだねさくら」
「さあ準備開始だよ」
「「おーー」」
そのころ大神は、米田から呼び出しを受けていた。
その話の内容は、先日襲撃してきた、葵叉丹と鬼の仮面を、被った男鬼王と名乗った者について話をしていた。
「長官あの鬼王と名乗った男は何者なのでしょうか?」
「俺にも、わからんが、あの葵叉丹・・・いや山崎を復活させたのは鬼王と言う奴だろう」
「大神、気をつけろよ。今回の事件長引きそうだぞ」
「はい」
「おっとそうだった、大神。今日新たに新隊員来るから宜しくな」
そして3人は、歓迎会の準備を始めた。その途中で、織姫と米田支配人から、帝国華撃団に、新隊員がくるこ
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