一発ネタ
神様になって世界を裏から操ります、黒幕は精霊です〜箱庭の絶対者〜その1
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のの、日常生活に加え、治水や軍事は、人力に頼っていたからだ。
しばらくの間、精霊魔法を使えるのは勇者と限られた人間だけであり、精霊は日常とは隔絶された神秘的な存在だった。
精霊が日常生活と密接にかかわるようになるのは、これより先の時代、わが国の前身たる共同体「精霊の隠れ里」の出現を待たねばならない。
隠れ里の登場をもって精霊文明が誕生したことを、私は主張したい。
【たべものの精霊 著者不明】
むかしむかし、わたしたちの国ができるずっとむかし、勇者さまがこの大地にやってきました。
勇者さまはとてもつよくて、まものからみんなを守りました。
けれども、たべるものがありません。
畑をつくろうとしても、あれはてた大地では、たべものができません。
森へ入ろうとしても、たくさんのまものがいるせいで、たべものがありません。
困りました。勇者さまでも、たべものを作ることはできませんでした。
そのとき、土の精霊さまが、あらわれました。
精霊さまは、勇者さまとけいやくし、大地をみどりに変えました。
勇者さまはよろこびました。
けれども、すぐにはたべものはできません。
しょくりょうは、いまにも底をつきそうでした。
精霊とけいやくした勇者さまは、作物を育てるまほうを使いました。
作物はぐんぐん育ち、あっというまにたべものになりました。
こうして、たべものに困らなくなった勇者さまたちは、しあわせに暮らしましたとさ。
ですからいまも、わたしたちはかんしゃを込めて、土の精霊さまを、たべものの精霊と呼んでいるのです。
【第四文明論 〜精霊文明の勃興〜 著バネッサ・ブラス】
科学が支配した第一文明
神々が統治した第二文明
魔法が力をもつ第三文明
精霊と共にある第四文明
リ=アースは、四回の文明期と暗黒期を繰り返している。
第一文明は『科学』によって栄え、世界をあまねく支配した。
しかし、その科学が生み出した大量破壊兵器によって滅んだ。
ヒューマンによる国家が分立し、世界大戦が起こったからだと言われている。
当時の遺産が時折遺跡から発掘されるが、今の我々では到底復元しえない高度な技術がつかわれていることが分かっている。
その科学文明が衰退した暗黒期に、ヒューマンだけでなく、獣人、エルフ、ドワーフ、魔族といった種族が勢力を伸ばした。
彼らがなぜ出現したのか。それは今なお論争になっている。
帝国のヒューマン至上主義者は、科学文明を築いたヒューマンの優越を唱えている。
獣人やエルフたちは亜人であり、奴隷として使役され
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