半妖が見るは剣舞か争か
始まりの世界
得たもの
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は聞いている。私のチームに入らないか?」
白「お断りします」
教室がざわめく。
それもそうだろう学院最強の精霊使いと呼ばれている生徒(尤も白も学院最強と呼ばれているが)からの誘いを蹴ったのだ。普通の学生なら断る理由がない
ヴァルサリア「もう一度だけ聞くぞ。私のチームに入らないか?」
白「お断りします」
ヴァルサリア「わからないのか?私はお前に訊いているのではないお前に命令しているのだ。そこにお前の意思は必要ない」
なんで自己中な。それでもそれが許される強さを持っているのだろう
白「先輩こそわからないのですか?私は断っているのではありません。拒絶しているのですよ?生憎ですが先輩には私を従えるだけの力はありません。抑自分より弱い主人に使える気など毛頭ありません」
両者の間に剣呑な空気が流れる
後ろでアマネさんが青い顔をしてますね。具合が悪いのでしょうか?後で保健室に連れて行きましょう
その時
エリス「姉上!一体何をしているのですか!?それに白も!」
一人の少女が場の空気を霧散させた
ヴァルサリア「帰れエリス。貴様の出る場ではない」
白「エリス・・・一体他クラスで何をしているのですか?ですがまあ丁度いいです。この方が自分のチームに入れと五月蝿いのですよ。一言いってやってください」
エリス「・・・姉上、白もこう言っています。手を引いては頂けないでしょうか」
ヴァルサリア「五月蝿い。貴様が出張る所ではないと言っている。いくら妹でもこれ以上口出しをするならば容赦はせんぞ」
その瞬間自分の中で何かがはじけた
白「ふざけるな・・・」
ヴァルサリア「なんだと?」
白「ふざけるなと言っているのだ!!」
白が今まで誰も聞いたことが無いほどの大声で叫んだ
白「何が妹でも容赦はしないだ!貴様は家族をなんだと思っている!」
ヴァルサリア「家族だろうと弱い者に興味はない」
白「エリスが貴様をどれだけ慕っていたか知っているのか!そして変わってしまった貴様をどれだけ心配していたか!!」
ヴァルサリア「情は人を弱くする。情を捨てて私は更なる力を手に入れた。今の私にはレン・アッシュベルすらも敵ではない。ましてや貴様など相手にならん」
白「馬鹿馬鹿しいな。貴様は本当にそれで強くなったと思っているのか?結論から言おう。貴様はレン・アッシュベルに負けた時より弱くなっている」
ヴァルサリア「そんなわけが無かろう!!私があの頃よりも弱いだと!?適当なことを抜かすな!私は強くなった!誰よりもだ!この力が弱いとは言わせないぞ!」
白「ハッ!そう思いたければ思っていればいい。貴様は思い知ることになるだろうさ。貴様が必要ないと切り捨てたものがどれだけの力
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ