八話、エクスカリバーァァァァァァァ!!!!A
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
る。でも竦んでしまう。馬鹿みたいに震えてしまう。
それでも尚立とうとするも、こけたせいなのか、先程まであった極限までに募らせていた緊張が一気に解けてしまい、筋肉が麻痺していた。動けない。
そして、沸き上がる焦燥と共に、デクタに悪い状況が舞い込む。
オーフィスがこっちに気づいた。
緊張が解けて、デクタの粗末になってしまった因子のコントロールを察知したのだろう。
確実にオーフィスは自分を狙っている。直感がそう言っている。
またここから逃げる事を続けるのか。
いや、どのみちもう無理だろう。既に、自分を日本へ連れていくはずだった案内人は、死んでいるはずだ。
それはこの状況に至る前に確認した事だ。
集合場所であった近辺に予定の時刻には誰もいない。感知能力で遠方まで探しても、当てはめる人物はいなかった。
ここまで行くと、デクタは他人事ではすまない。つまり意味のない逃走だった。
敵がオーフィスだったから、それを理由にしたとしても、不名誉の烙印を押されるだけ。追放されるかもしれない。
例えそれで死んだとしても誰も逃げろ、なんて言うわけがない。寧ろそれが正しいと言うのではないか。ゼノヴィアたちもそう言うのではないだろうか。
どの道、夜中とはいえ、街のど真ん中であんな化物を置いておくつもりはない。いや、ぶっちゃけ気づかれさえしなければ、そのまま街なんかを放り投げて、突っ走っていたけれど。まあ、それなれば、不名誉の烙印を付けられるけど。それは最終手段として保留だけしておく。
そう考えているうちに、時間はなくなる。
一秒一秒刻刻と迫るタイムリミット。その中で熟考する。
場所は特定をされていれど、まだ正確な位置はオーフィスに特定されてはいない。多分。
それだけを確認したデクタは、まずオーフィスをどうするかを熟考に熟考を重ねて結論に至ったデクタは、ついに行動を起こす。
麻痺していた体が回復したのを確認したデクタは、半ば強引に起こす。
それでも、まだ体の痺れはとれならないのか、右手に持った中二聖剣で膝を付きながら、バランスを保つことしか出来ない。だが、そこまで支障はない。
そう判断したデクタは、目を閉じ、空いていた手を地面にかざす。
そして印を結ぶ。
今からデクタがしようとしているのは、自分の分身の錬成だ。
その力の根本になるのは、仙気。つまり仙術を使っているのだ。
“仙術”と言えば、この世界では希少な存在である。
周囲の気を取り込み、飛躍的に能力上昇も可能。そして、浄化の力を保有し、闇や負の力に影響大な効力を発揮する。
更に様々なエネルギー等に変換らも可能。
更に更に寿命を伸ばしたりなど、回復系統にも使えるという、万能性能である。
あのオーフィスも
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ