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SAO〜赤色の誓い〜
2.再開した2人
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あの後俺たちは、近くの宿に入り、同じ部屋で休憩していた。

最初は別々の方が良いのか?

と思ったりしたのだが、光が俺の服の裾をギュッと握りしめたまま話さなかったので、やむなく相部屋となった。

まぁ、現実ではいつもの事だったし、まだ宿には誰の姿も見えなかったので、別に構わないのだが。

そして俺たちは、簡易なベットと簡易な椅子しかない部屋の中で、互いの仮想とはいえ、確かに感じる温度にほっとしながらベットに腰掛け、しばらくの間じっとしていた。

時折光が、少し嬉しそうな、そして同時に俺を心配しているような目で俺を見上げてくる。

その度に俺は、所々白い髪が混じっている頭を、優しく撫でる。

そんな時間が、もうかなり長い間続いていた。

俺と光は何も話さず、その時間を過ごしていたが、そろそろ話さなくてはいけなくなってきている。

俺は光の顔を見つめ、安心させるように微笑むと、ゆっくりと口を開いた。

「そろそろ落ち着いたか?光」

「うん。でも、まだ分からないことがあるから……聞いて良い?」

俺は口には出さないが、ゆっくりと頷く。

「えっと……秋彦君は、何でSAOに……その、いるの?秋人君は確か……」

「ああ、俺はSAOを買えなかった。だから、確かにここにいるのはおかしい。じゃあ何でここにいるのかって言うとだな……」

「……」

光は、俺の方をじっと見てくる。

……何というか

「あー、すまん。そんなじっと見つめられると、言いにくいんだが……」

「あ……ご、ごめんね? つい……」

「いや、俺の問題だから謝る事はないんだが……まぁ良いか」

光はいつもこうだ。

話を聞く時は、俺の目をしっかりと見つめてくる。

それ自体は別に構わないと言うか、良いと思うんだが、考えても見て欲しい。

光の顔は想像し辛いかもしれないから、他ので例えるけど……例えば、クラスのアイドルだとか、ミスコンの優勝者とか、そんな人からじっと見つめられたら、普通俺みたいに照れないだろうか?

……俺だけだとしたら、それはそれで何だかなぁ

「とりあえず、何で俺がここにいるかというとだな……美月さんの事、覚えているか?」

美月さんとは、以前俺と光がお世話になった、とあるカフェ……と言うべきなのか、バーと言うべきなのか。

そこら辺はよく分からないが、とりあえずそこのオーナーの奥さんだ。

「覚えているも何も、SAOを買いに行った時、お店で会ったよね?」

「ああ、その時、美月さんはSAOを買えてたよな?確か俺たちよりかなり前の方で」

「うん、買えてたよ。……え?もしかして……」

光の疑問に、俺は大きく頷いた。

「ああ、美月さん。お店が
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