20.青の似合わない男
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
という良い雰囲気で。
それよりも二人は法皇を見つめました。
「あの法皇さま?何かのご冗談でも?」
「あ、一日体験職業で法皇とか」
「冗談でこれが着れるか!!
現法皇ククール様だ!!」
「はあぁぁぁぁぁぁぁ!?」
青の服が似合わない聖堂騎士団ククールでした。
クローゼットで呆然とする二人。
この光景、かなり異様ではありませんか。
同じ兄弟でもこうも反応が違うと可哀想な気がします。
マルチェロが法皇、世界征服、戦争等々したところで驚きませんが、ククールがやると遊ばれている感がします。
「ニノはどうしたんだ、ククール・・・・・・」
「似合わない似合わない!!マルチェロに譲りなさい!!」
「まあ落ち着けよ、お二人さん。
クローゼットから出てきてから。」
「落ち着けないよ」
「落ち着けないわ」
ククールはなんだか悲しくなりましたが、なんとか踏ん張りました。
マルチェロからの反応の方が酷そうだからです。
想像するだけで鳥肌ものです。
「まあ、ちょっとね。ニノ様には法皇を譲ってもらった。」
「・・・まさか、ジゴスパーク」
「エイトじゃないから平和主義だ!!」
「チッ・・・・・・」
「泣くぞマジで。
あんたが指名手配されたから助けるためにしたんだよバーカ!!
それに法皇なら資料見れるしな!!」
「ククールが考えてるなんて」
「オレってなんなんだ」
多分メラゾーマで常に灰にされている虫けらかな?
嘘です。女好きすぎるから予想しなかっただけではないかな。
とりあえずエイトは無事で済みそうです。
「ニノにエイトから賄賂貰ってたことを利用して引きずり下ろした。
悪いが、一応エイトには捕まってもらう。オレの立場があるしな。
マルチェロも追わなきゃいけない立場か。」
やはり血の繋がりがひどい。
イヤミ以外では繋がりがあるのか、と言われたら悪逆非道と答えようかな。
まさかハゲハゲニノ様を引きずり下ろしたとは。
こうしてエイトは煉獄島に向かう。
そこに何があるのか、そんなこと誰も知らない。
作者でさえ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ