32.結婚って何の為にするの?
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出来る。
お父様もお母様も、リュカの事を高く評価している。
「旦那様。リュカ殿がお見えになりました」
来た!
とうとう水のリングも手に入れて!
「あ〜…遅くなりました〜、水のリングです」
少し遠慮がちに入ってくるリュカ…
「おぉ!リュカ!待っていたよ。どれ、水のリングも預かろうか」
間違いなく水のリングだ!
リュカはお父様にリングを渡す。
あら?疲れているのだろうか?
リュカの表情が暗い様な気がする?
…後ろの女性は誰かしら!?…まさか…
「あ、あの…リュカ!…そちらの…方は…」
「あぁ、彼女は僕の「私はビアンカ!リュカとはただの幼馴染みよ!」
リュカの言葉を遮り、自身の事を説明する女性。
この人やっぱり…
「じゃ、じゃぁ、私はこの辺で帰るわね!」
「ちょっと待ちなさいよ!」
ビアンカさんが帰ろうとすると、ドアからデボラ姉さんが入ってきてビアンカさんを止めた。
「リュカ…って言ったけ?あんた凄いわね!本当にリングを2つ手に入れるなんて」
「はぁ、どうも…あの…どちら様?」
いきなりの登場でリュカも困っている…
「姉のデボラ姉さんです」
「そう言う事!だから、私と結婚しても盾は手に入るわ。そうよね、パパ」
え!?急に何を…?
「あ、あぁ…まあ…そうだが…急に何を言「つまり、私と結婚しなさいって事!」
そんな!
「いきなり何だ!リュカがお前と結婚する訳ないだろ!」
「分かってないわねパパ。リュカは天空の盾を手に入れたいのよ。だったら、私の様な絶世の美女を選ぶでしょ!」
そんな…酷い…
「あの…ちょっ「今回の試練は私の婚約者を決める試練です!」
「それが?」
「それに参加したリュカは私と結婚するつもりなんです!」
そうです!
リュカは私の為に危険な試練をやり抜いたんです!
「見なさい、リュカの連れている女を!」
え!?ビアンカさんが…
「フローラ。貴女は可愛いわ。お淑やかだし清楚で可憐よ。でも、リュカの好みはスタイルの良い美女よ!」
うっ…
「僕の話を聞「そう言う訳よリュカ!私と結婚するのなら、そんな田舎娘とは金輪際逢わないでもらうわよ!」
「田舎娘って私の事!?」
デボラ姉さんの不躾な物言いに、怒りを露わにするビアンカさん…でも、その通りです!
リュカとは二度と逢ってほしくない!
リュカは貴女の事が好きなはず…
そんなの…
「他にいないでしょ。さっさと帰りなさいよ!何時までも彼女面して居座らないで頂戴!」
「そうです!貴女がいなければ話がややこしくならなかったのに」
「な!?話をややこしくしたのは貴女のお姉さんでしょ!私は帰るつもりだったの!」
「ちょ、みんな僕の話し「静まらんか!」
お父様の一喝が静寂を呼び戻す。
「みんなの気持ちはよく
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