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ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
一誠SOS
次期次期当主訪問(1)
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す」

俺と祐斗はミリキャスのツッコミに歓喜していたが、戦闘の事に関して『テクニックタイプの重要視』を説明していた。なのにゼノヴィアは何度も言うように、修業でパワーを更に向上させて消し飛ばせばいいとの事。

何だけど今回は流石に堪えたようで、親友の批評を聞いたイリナも強く頷いていた。転生天使は単独で行動するより、チームで動いた方が本来の特性を生かせるがハイブリッド・カードにした為に単独で強くなった天使はイリナだけだ。

「『御使い』って確か『悪魔の駒』に倣って天界が生み出したシステムだったよな」

「まあねー。セラフメンバーと上級天使がそれぞれ手にしている十二枚の札、トランプを用いて対象を転生させる事に関しては知ってると思うけど。スートは上級天使それぞれの好みで選択するけど、スペード・ハート・クラブ・ダイヤで転生者は人間が多い」

「ミカエル=スペード、ガブリエル=ハート、ラファエル=クラブ、ウリエル=ダイヤだったか。悪魔みたいに種族構わず強者にオファーしないで、天界側は有能な信徒を中心に転生させるそうだな。『御使い』システムも『悪魔の駒』の各駒の特性のように独自能力があるし、トランプゲームに倣って札を揃えるからなー」

ポーカーシステムも組み込んだ事で、それぞれの札に応じた転生天使とキングたる上級天使またはセラフが五人集まり(ハンド)を構成する事で力を生み出す。同じ眷属天使だけじゃなく、他眷属とのチームプレイ可能でロイヤルストレートフラッシュを出せばとんでもない力が出るとかな。切り札であるジョーカーは天界全体のジョーカーとして機能する事で、トランプ同様多種多様な役割を持った強力な札でもある。

「ほう。サーゼクスの息子と聞いてどんな子か見てみれば中々面白い子ではないか」

「ん?何だベルゼブブか、ここに来てたのなら言ってくれればよかったものだ」

前四大魔王と元神に真龍と龍神が、ここに来ていた事に驚くグレモリー眷属とミリキャス。流石のサーゼクスの子でも前四大魔王が現れるなら当然か、でも俺達はここに来ても全然驚かない様子だった。次元の狭間本家に行けばいつでも会えるし、たまにここに来ては俺らとの生活する時もある。次元の狭間本家は、基本休日しか行けないからな。

「前四大魔王様までここにいらっしゃるとは!」

「そんなに緊張するな諸君、我らはただ遊びに来ただけだ。本来なら一誠達は、我らが住む所に来て一緒に鍛錬したりしているのだから」

「そうそう〜!私達は一誠君達が今回こっちで過ごすと聞いたからねー、だから遊びに来たんだよー」

そう言いながら俺らの隣に来たが、先程の話を聞いていたベルゼブブが後程ゼノヴィアの剣捌きが見たいと言っていた。ここ最近やっと表舞台に立てたからな、今までは裏としてバックアップ側だった。
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