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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
EXTRADUEL2 チーム結成
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言うよ。バルト・ベルバイン君、俺の作るチームに入る気はないか?」
「チームだと……?」
「そう。夏に開催されるチームのランキング戦に一緒に戦って欲しい」
「チームか………」

そう言ってバルトは難しい顔をする。
正直誘われるとは思っていなかったので嬉しい気持ちはあった。しかし……

「悪いが俺はチーム戦だとか強力だとかは興味がない。他を当たれ」

そう、バルトが望むのはあくまで1人で戦い頂点に立つ事。それ以外には興味は無かった。

「君にとっても得はあるぞ?何せチームの団体戦にはクラス分けが無い」
「何……?」
「去年の冬にあったチームのランキング戦はグループでの勝敗で1位を選出してその後トーナメントで決めていた。既に参加募集はされているけど内容は同じだった。だから運が良ければ初戦からって事もあり得る。………尤も今回は参加するチーム数も倍以上に増えているから勝ち抜かないと無理だろうけどね」
「だがそれだけでは………」
「上位に入れば個人のランキングも一気に上がると言ってもか?」

そこでバルトは言葉に詰まった。

「その反応を見る限りやっぱり個人戦でくすぶってたみたいだな」

見知らぬ人間に見透かされ、気恥ずかしく感じ、ただ無言で黙って頷く。

「どうだ?俺達と一緒に先ずはチームで頂点を目指さないか?」

その誘い方にバルトは大いに惹かれた。バルトにとってデメリットも無く、誰かを誘って自分のチームを作るなんて出来る筈も無く、断る理由も無かった。
しかしバルトは言われるがままの様な気がして何だか悔しかった。

なので………

「………自信満々なのは良いが、お前達と組んで、本当に頂点なんて狙えるのか?実際組んでみて足手纏いなんて勘弁だぜ」

そんなバルトの発言に信也はニヤリと笑みを溢した。

「なるほどな。………だったら俺と一回戦ってみないか?」













「さあ、それじゃあやろうぜ!!」

そう伸也は楽しそうにバルトに叫ぶ。互いに距離を取り雪原のステージで相対する。

「お前、デバイスは!?」
「俺はこれでいいんだよ!!さあ来い!!」

既にバトルは始まっているが、バルトは中々動かない。相手の情報が無いので、様子を見ているが、伸也は煽るだけで一向に攻撃に移らない。

「だったら………」

取り敢えずバルトは動く事にした。

「ボルティックランサー!!」

雷の槍を一斉に伸也に飛ばす。

「来た来た〜!!」

攻撃された伸也は嬉しそうに懐から小さく細い杖の様な棒を取り出した。

「その棒みたいな奴がデバイスか!?」

あまりにも細く弱々しい棒の様なデバイスに
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