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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
EXTRADUEL2 チーム結成
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み、気持ちよく眠っていたのに不意に頭に鈍い痛みを感じ、飛び起きた。

「なんだ!?」
「おはようバルト君」
「ああ、おはよう。………ん?国語辞典なんて次の授業使うっけ?」
「何言ってるのバルト君?次は算数だよ」
「そうだよな………まあいいか。ん?お前は………」

バルトとなのはを見て固まっていた少女は声を掛けられて我に返った。

「ちょっとバルト!!あんた私の事覚えてるでしょ!!」
「お前の事……………………さあ?」

首をかしげるバルトに少女は怒りを抑えながら話を進める。

「あんたって奴は………バニングス家って言えば流石に思い出すわよね?」
「ああ、確か取引先で親父も信頼を置いているグループだっけか?」
「私はアリサ・バニングス。………ってあんた会長が集まるパーティに出た事あるでしょ?そのとき私とも会ってしかも自己紹介した筈だけど?」
「………」

そう言われアリサの顔を見るバルトだが全く覚えがなかった。

「その様子じゃ覚えてないのね………全く、お兄さん達は優秀なのにあんたは本当に………」
「兄貴は関係無いだろ、勝手に比べるな」

アリサの言葉を遮り、バルトが言う。そしてもう話す事は無いと言わんばかりに再び机に突っ伏した。

(ここに来てもまたベルバイン家かよ………)

誰も自分の事を知らない場所。そこで家に縛られない生活に心地良さを感じていた。

(結局どこにいても家の名前に縛られる………俺はこれからもずっとこうなのか?)











『勝者、バルト・ベルバイン!!』
「ちっ………」

放課後のホビーショップT&H。
ノービスランクのランキング戦を行うバルト。放課後の出来事もあり、それを発散させようとチャイムが鳴ると同時に店に向かい、やっているが、一向に気分は晴れない。

「くそっ………」

不完全燃焼のまま、一旦ゲームを止めようとしたその時だった。

『乱入者が出現しました。勝負しますか?』
「乱入者?ランキング戦じゃ無いみたいだが………まあいい」

そう言って了承すると世界が変わる。先ほど戦っていた森林のステージが市街地に変わった。

「逃げなかったのには褒めてあげるわ」
「ん?お前は………」

現れたのは金髪の少女。片手剣を持ち、自信満々に仁王立ちしていた。

「……………………」
「ちょ、ちょっと!!今日改めて自己紹介したじゃない!!」
「あ、ああ。もうすぐそこまで出てきてるんだ。バニングス家の………えっと………」
「ア・リ・サよアリサ!!全く、普通1日持たずして忘れないわよ………」
「どうでもいい奴の名前は中々覚えられないんだよ………」
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