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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
EXTRADUEL2 チーム結成
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それは無理だよ」
「無理………?」
「だって個人のランキング戦はそれぞれ階級毎に分けられてるから」
「ふぅ………」
授業中の中、バルトがため息を吐く。
「何であんなルールに………」
個人のランキングは4部門に分かれている。
先ずは初心者を中心に集まっているジュニア。次が現在1番多いランク、ノービス。更に腕の立つ者が集まるエリート。そして上位ランカーがひしめく100位迄がトップエリートとなっていた。
バルトはすぐ様ランキング戦をし、ノービスランクへとランクアップしたが、そこからは中々順位が上がらない。細かく言えば順位づ付けはまだされず順位が付くのはエリートからだ。人数が多い、ノービスはポイントがあり、それが一定を超え、尚且つ勝率など色々と吟味され、エリートに上がるのだ。
更にエリートまで上がると本格的にランキング戦となり、中々順位が上がらず時間がどうしてもかかるのだ。
「はぁ………」
バルトはすっかり意気消沈していた。周りから『期待の新星現る!!』と注目されているのだが、なのはやフェイト達と戦ったときのような血湧き肉躍る戦いが出来ず、鬱憤が溜まっていた。個人的に戦うにも上位ランカーであり、人気デュエリストでもある2人は店のイベントの手伝いや手合わせに忙しく、とてもバルトを相手にしている余裕が無いくらいだ。
「バルト君バルト君」
「………」
「バルト君!」
「………」
「バルト君!!」
「うっせえななんだよ!!」
「先生に指されてるよ」
と怒ったバルトにも動じず隣の席のなのはが呟く。
「ほう、うるせえとはいい度胸ねバルト君?」
「げっ………」
担任のシャイデ・ミナートがとてもいい笑顔でそう答えた。
「私が言った部分音読してみなさい」
「すいません、ボーっとしてて聞いてませんでした」
即答で答えるバルトにシャイデは暫くバルトの顔を見ていたが………
「はぁ………まあいいわ、じゃあ隣のなのはさん、代わりに読んで」
バルトの顔をみて、しつこく言うのを諦め、代わりになのはを指名した。
「あっ、はい」
そう返事をして立ち上がり、なのはが音読を始めた。
(………結構面倒そうな担任だな)
今回は見逃してもらえたが、次は心ない謝罪を述べれば火に油だろう。
「とにかく今は地道にやるしかねえか………」
バルトはため息を吐きながらうな垂れた………
「バルト・ベルバイン!!」
「…………」
「ちょっと起きなさいよ!!」
「…………」
「起きなさいって!!」
「えい!!」
「がっ!?」
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