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暁の舞R
プレスト城
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男性の姿があった。

「お初にお目にかかります!マリアの友人の赤虎と申します!」

「あたしは暁 渚と申します!お目にかかれて光栄です!」

「まあまあ、そう緊張なさるな…。ワシはマリアの父親であり、このプレスト街の王…ヴァン・ユーファ・プレストじゃ」

王は俺たちを見ると、嬉しそうに笑う。

「いやぁ、マリアが友人を城に招くなんて初めてだからのう!父親として娘に友人が出来て本当に嬉しいわい!」

王はマリアを見ると、思い出したように話す。

「そうじゃ…!今からホールで踊りなどの見世物などがあるんじゃが、君達も一緒にどうかね?」

「自分達が参加して宜しいんですか!?」

「勿論じゃよ!マリアの友人なら是非とも参加していただきたい」

「お誘いありがたくお受け致します!」

「うむ。マリア、ご友人を試着室に案内しておやり。そこに衣装が何着か用意してある筈じゃ」

「はい、わかりました父上。赤虎、渚。試着室はこっちよ」

「ヴァン王失礼致します」

「失礼致しました!」

「うむ、ではまたあとでな…」

俺たちはマリアに連れられ試着室に辿り着くと
男女別の試着室に入った。

「ここのクローゼットかな?」

俺は男性用の試着室にあったクローゼットを開くと
目の前にあった黒色のタキシードを身に纏った。

「初めてだな、こんな服…。でも、たまには良いかな」

俺がネクタイを微調整しながら、試着室を出ると
隣の女性用の試着室から髪を結い上げ、淡い水色のドレスを纏った渚が出て来た。

「お、お待たせ…。ど、どうかな…?」

俺はいつもと違う渚の美しさの息を呑んだ。

「や、やっぱりあたしには似合ってないよね…ドレスなんて」

「と、とんでもない!綺麗だよ渚…!まるでお姫様みたいだ!」

「あ、ありがとう…。赤虎も服似合ってて素敵だよ!」

俺たちは近くで待機していたマリアに合流すると、ホールに向かった。

「普通はお城のホールに一般人は入れないんだけど、今日はパレードだから一般人でもお城のホールに入ることが出来るの。2人には踊りにも参加して欲しいんだけど…いいかしら?」

「うん!大丈夫だよマリアさん!」

「そう…それなら良かったわ。渚、貴方にも私をマリアって呼んで欲しいわ。友人だもの」

「マリア……うん!」

「着いたわよ、ここの螺旋階段を降りればホールよ」

マリアが先に階段を降りていき、続いて俺と渚も続いて行く。

「渚…。手を出して」

俺が右手を渚に差し出し、手の平を見せる。

「…うん」

渚は俺の出した手にそっと左手を乗せると、俺たちは一緒に螺旋階段を降って行く。

螺旋階段を降って行くに連れて、拍
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