暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?奇跡の結成/最強の対魔竜部隊〜Dragon SlayerS〜
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テ”。人の姿に変身できる数少ない神器で、回収後に言葉を交わしたこともあった。“スフィー・ダンテ”は自分を人として、娘として一緒に過ごしてくれた家族への思いが溢れる優しい女の子で、“ブリギッド・スミス”は物静かだけど人化できる他の神器思いの温かな女の子だった。そんな2人を犠牲にするその作戦・・・なんか、いやだな・・・。

『・・・判った。お前がそこまで恐れる相手であるのなら、我々も手を出そうとは思わん』

『な!? マジか、シグナム! お前までなんで弱気になってんだよ!』

『スマウグはエグリゴリ以上の神秘を有するという話だ! そんな怪物を相手に仕掛けるわけにはいくまい!』

『だけど!・・・そうだけどよぉ・・・』

『ルシル君。アミタちゃんやキリエちゃん、ユーリちゃん、マテリアルの子たちにドラウプニルや神秘カートリッジを渡しての総力戦でも勝てないの?』

シャマル先生からそんな提案が出て、自分たちの名前が出たアミタさん達は、「それは・・・!」そう悩みだすルシル君を見た。

「ルシリオンさん。リンドヴルムとかスマウグとか、私たちにはさっぱりですが、何かお役に立てるようなことがあるのであれば何でも仰ってください」

「そうね。君だけじゃなくチーム海鳴のみんなには大きな借りがあることだし、その1つを返すにはちょうどいい機会かも♪」

「貴様がそこまで恐れるスマウグ。我は興味があるな。良かろう。我らの力を貸してやろう。シュテル、レヴィ、フラム、アイル。異存はあるまいな。とは言え王命であるゆえ、拒否権など無いが」

「拒否などしませんよ、我らが王」

「おお! どんだけ強いのかすぅっごい楽しみ♪!」

「エルトリアで鍛えた私の魔導! とくとお披露目するでありますよ!」

「仕方ありませんわね。ゆっくりバカンス気分でしたけど、王命であれば存分に我が魔導を使いますわ」

ディアーチェの王命っていう指示に応えてくシュテル達。そしてディアーチェは「ユーリ。お前はどうだ」ユーリには確認を取った。ユーリは戦うことがあんまり好きな子じゃなかった。だから砕け得ぬ闇事件では苦しんでた。傷つけるのも、壊すのも、大嫌いだって。

「愚問ですよ、ディアーチェ。もちろん私も戦いますよ! スマウグっていう人は悪い人なんですよね? しかも尋常じゃない強さ。だったら私は協力したいです!」

「うむ。決まりだな」

脇を閉めて両拳をグッと握り締めたユーリに、ディアーチェは満足そうに頷いた。ルシル君はそれでもまだ迷いがあるみたい。だから「私は・・・見捨てたくない」ルシル君にそう言った。

「なのは・・・?」

「私、スフィー・ダンテやブリギッド・スミスを見捨てたくない。確かに人じゃないかもしれないけど、生きてることに変わりないん
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