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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?奇跡の結成/最強の対魔竜部隊〜Dragon SlayerS〜
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尾服っていう紳士って感じの人だ。

「馬鹿な! 馬鹿な、そんなことがあるわけがない! ありえない、あってたまるか!」

ルシル君が立ち上がったと思えば、「何故だ、どうして奴がこの世界に居る!?」取り乱し始めた。ルシル君がそこまで取り乱すことなんてほとんどないから、私たちはすごく困惑する。顔色が真っ青になるほどに動揺してるルシル君に「ルシル君! この人のこと知って――」はやてちゃんがそこまで言いかけたところで・・・

「スマウグだ! リンドヴルム首領、ミスター・リンドヴルム!」

ルシル君が、その紳士さんの正体を明かした。リンドヴルムの首領。それを聴いて私たちも「そんな!」驚く。だってミスター・リンどブルムことスマウグは、アールヴヘイムっていう全く別の次元世界でルシル君が倒したって話だったのに。そんな私たちに「リンドヴルムとは?」アミタさんや、「スマウグってなになに?」キリエさんが訊いてきた。

『この声・・・え!?』

『ちょっ、はあ!? フラム・・ってか、マテリアルやユーリ、フローリアン姉妹まで居んじゃねぇかよ!』

『なに!? いろいろと聴きたい事はあるが、今はスマウグのことだ、ルシリオン! どうすればいい、指示が欲しい!』

「ねえねえ、スマウグってなんだよ〜!」

「リンドヴルムってなんでありますか!?」

「ああ、判っている! 指示・・・指示・・・! くそっ、この展開は最悪過ぎるだろ・・・!」

「ねえねえ!」

「リンドヴルムやスマウグとはなんでありますか!?」

もう大混乱。状況も切迫してるし、レヴィやフラムもリンドヴルムやスマウグのことを聴きたいって言ってるし。だから『ああもう、うるせぇ! 後で教えてもらえ!』ヴィータちゃんが怒鳴った。するとレヴィとフラムは渋々だけど黙った。

「あとで教えるからちょっと待っててね」

「今は大事な話し中なのよ」

「チェー」

「であります」

フェイトちゃんとアリサちゃんが優しくレヴィとフラムの肩に手を置く。そんな中で「スマウグには手を出すな」悩みに悩んだ結果、ルシル君がそう指示を出した。

『手を出すなって。アイツの好きにさせろってか!?』

「ああ、そうだ! 何か目的があるはずだ。その目的が暴れることでないのなら、下手に手を出さないのが一ば・・・っ! そうか、神器だ! スマウグの目的は神器だ! 機動一課に連絡! 神器をスマウグに渡すんだ! それで戦闘だけは回避できるはずだ!」

『っざけんなよ、ルシル! 尻尾巻いて逃げろってか!』

「ああ、そうだ! 勝てないんだよ俺たちじゃ! 損害が神器だけなら安いものだろうが!」

ルシル君のその話に「そんな・・・」私は無意識に呟いた。“ブリギッド・スミス”と“スフィ・ダン
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