暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?奇跡の結成/最強の対魔竜部隊〜Dragon SlayerS〜
[6/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
がそう言うと、「まったくだよ」ルシル君が肩を竦めた。

「それは治りますの?」

「その犯罪者を撃破すればな」

「蒼ハネを倒せるだけの強さかぁ。ボクも戦ってみたいな〜」

「かなりの強敵であるようですからな。腕が鳴るであります」

ルシル君に呪いを掛けたレーゼフェアさんと戦ってみたいって言うレヴィとフラムだけど、正直勝てないと思う。はやてちゃんが「勝てるんはユーリだけやないかな〜」って呟いた。私たちレーゼフェアさんや“エグリゴリ”を知るチーム海鳴みんなは「うん」頷いて同意を示した。たとえシュテル達が神秘を持っていたとしても、たぶん・・・無理だ。

「私ですか? ディアーチェ達が束になってもダメなんですか?」

「あー、たぶんダメ。ユーリを解放した時みたくディアーチェと四騎士が融合してる形態ならいい勝負かもだけど」

「あんな真似、二度とするものか! しかし気に食わんな。我々が束になっても遅れをとるような者が居るなぞ。貴様らの過大評価ではないのか?」

シャルちゃんが言うように、あの最終決戦でのディアーチェの砕け得ぬ闇モードだったら何とかなりそうな気もする。だけど、そんな事を二度としたくないってディアーチェが怒った。あのモードになった経緯はすごく辛いものだったから仕方ないよね。

「そう思うなら後で見せてやるよ、ディアーチェ。エグリゴリという存在がどれだけの物か」

ルシル君の“エヴェストルム”にはシュヴァリエルさんやレーゼフェアさん、フィヨルツェンさんとの戦闘記録が収められている。私たち子供組は、かなりの過激な戦闘だってことで閲覧禁止だけど。ドクターやシスターズからも、見ちゃダメだ、って言われちゃってるし。

「ほう、良かろう。貴様が言うエグリゴリとやらの実力、とくと見させて――」

ディアーチェがそこまで言いかけたところで、PiPiPi♪通信が入ったことを知らせるコールが鳴った。受信者は「俺か? 悪いな、ディアーチェ」ルシル君だった。ディアーチェに一言断りを入れてから「はい。ルシリオン」コールを受けて通信を繋げた。

『こちらシャマル! ルシル君、緊急よ!』

「「シャマル?」」

私たちの前にモニターが展開された。映し出されたのはシャマル先生で、一目で緊迫してる空気が伝わってくる。続けて『ルシリオン。お前に確認してもらい男が居る』シグナムさんが映り込んだ。

『ルシル! 本局にトンデモねぇ神秘を発してる奴が居んだよ! お前、コイツのこと知ってたりするか!?』

また新しく映り込んできたヴィータちゃんの顔からアングルが移動する。そこは本局の居住区のレストラン街。一般人も入れる区画だ。カメラアングルが行き交う局員や民間人の列に移って、1人の初老の男の人を映し出した。インバネスコートと燕
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ