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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?奇跡の結成/最強の対魔竜部隊〜Dragon SlayerS〜
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それで? 忙しいという理由で来てくれたようだけど」

温かなココアをみんなで飲みつつ、チーム海鳴を代表してルシル君が改めて訊ねた。

「あ、はい。エルトリアの再生は、王様たちのおかげで徐々に成果を出しています。完全に再生するまでは100年単位になりそうですけど、それでも緑も戻りつつあります」

「それで、これから再生活動の第二段階に移るのね。けどその第二段階に移ったら早々休みが取れるような余裕が生まれないのよん。だったらその前に、チーム海鳴に改めてお礼をしようってことになったの」

それが再び海鳴市に来た理由だった。エルトリアを死に至らそうとしていた死蝕現象をどうにかするために、遠い遠い異世界からやって来たアミタさんとキリエさん。そしてアミタさん達に協力するために、エルトリアへと付いて行ったシュテル達マテリアルとユーリ。お別れしてからずっとエルトリアがどうなったのか気になっていたけど、ちゃんと再生できているようで本当に良かった。

「そうだ。アミタ、キリエ。エフェルは役に立ってくれただろうか? 一応エフェルとのリンクは繋がっているけど、そんなの意味ないくらいにそちらの情報が入って来ないんだ」

「はいっ! もうルシリオンさんにはどんなに頭を下げても足りないくらいに感謝しています!」

「そう! そのお礼がしたかったのよ! エフェルのおかげで博士の病も完治したの! 君のおかげで、博士に再生し始めたエルトリアを見せることが出来たわ!」

ルシル君がグランツ博士の病気をどうにかするために、死んでいなければどんな病気でも怪我でも治せるっていうコード・エイルのみ使えるように設定した使い魔を、別れ際にユーリの髪の毛に引っ付けたってことはすでに聞いてた。
ルシル君の使い魔は見事にお仕事したみたい。アミタさんとキリエさんの2人からぎゅ〜って抱きしめられるルシル君は「役に立って良かったよ」って、2人に抱きしめられてること以上に、グランツ博士を救えたってことに喜んでるみたいだった。

「あの、ずっと気になってたんですけど、ルシリオン。その左目はどうしたんですか? その、間違っていたらすみませんけど・・・左目、見えてませんよね?」

ルシル君が付けてるモノクルを見てユーリがそう訊いたら、「それは気になってました」ルシル君を解放したアミタさんも同意して、「え、そうなの? ファッションじゃなかったのね〜」キリエさんが続いた。

「ああ。全く見えないんだ。ある犯罪者に敗れた時にやられたようでね。左目の視力を奪われ、創世結界が使用できないようになってしまったんだ」

ルシル君が負けた。その一言でアミタさん達が絶句した。それに「創世結界とは、複製した魔法や武器を蓄えておく精神世界でしたね。それはあなたの戦力において大きな損失では?」シュテル
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