第三十四話 同盟
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も、受け取る事の出来る令呪は一つだ。
それならば、協力したほうが効率がいいに決まっている。
後にやりあう事を考えれば、問題の先送りになってしまうデメリットもあるにはあるが・・・。
「アスナとアーチャーにはさっき確認した時、承諾してもらえたわ。セイバーは、貴方の決定に従うと言っている」
フィリアの言葉にチラリとセイバーを見る。
セイバーはじっとこちらを見つめている。
その目は、すべて自分に託すという表情だった。
奴等が手を組んでいる以上、セイバーだけで戦うのは明らかに不利。
三対一で勝とうなんてほぼ不可能。
ならば、答えは自ずと出てくる。
「フィリア。俺も……いや、俺達も協力する。キャスターとバーサーカーを倒す。そしてサチを助け出す」
「キリト君……」
キリトの言葉にアスナが安堵の表情を見せる。
内心不安だったのかもしれない。
「よぉし。それじゃあ一先ず同盟は成立だな。短い間だが、頼むぞ坊主」
「あぁ。よろしく頼む」
ライダーの差し出された手をがっちりと握り返す。
――――――此処に、一つの同盟が果たされた。
これが、この先の戦いにて大きな意味を成していく事になる。
聖杯戦争最大の山場が、今始まろうとしている。
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