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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
ホワイトデー特別SS とある年のホワイトデー
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に教室向かっていた。
「なんで火織ちゃんってさ、兵藤なんかと幼なじみやってるんだろ?」
「……だよねぇ」
確かに兵藤も良いところがないわけじゃない。剣道の時間はまじめに取り組んでるし、大会もなかなかの成績だった。2年に上がっての最初の大会ではおそらくレギュラーに上がると思う。……でもそんなことが消し飛ぶほど欠点だらけなんだよね。スケベの変態で、同じく変態な松田や元浜とつるんでるし、デレデレしてる顔が超キモいし。
「いくら家が隣で小さい頃から付き合いがあるって言ってもさ」
「うん、普通あんなのとだったら疎遠になって終わりだよね」
「っていうかさ、火織ちゃんは違うと思うんだけど、昨日の藍華ちゃんの話しぶりだと他の3人は……」
「うん、多分そうだよねぇ……」
となるとマジで理解できない。話したことはないけど黒歌先輩はグレモリー先輩や姫島先輩と並んで三大お姉さまの一人として男女問わず人気だし、龍巳さんだって学園のマスコットとして有名。白音さんは会ったこと無いけど、藍華ちゃんの話だとこの子も相当かわいいらしい。となれば相手なんて選び放題でしょうに、なんで兵藤なんかと……。
と、そんなことを考えつつあるクラスの前を通りかかると
「あ、片瀬、村山、調度良かった」
話題のあいつ、変態兵藤があいつのクラスから出てきたところで鉢合わせになった。
「……何か用?」
「っていうか部活以外で用もないのに話しかけてほしくないんだけど。っていうか部活でも話しかけてほしくないけど」
「相変わらず俺の評価低いのな。別にこれ渡そうと思っただけだよ。ほれ」
という言葉とともに私達に何かを放ってきた。
「わっ!?」
「ちょ、何!?」
い、いきなりだったから変な声出ちゃったじゃない! それにしてもこれ、ラッピングされた袋?
「なにこれ?」
「ん、まぁ何? 昨日世話になったしな。残り物で悪いんだが、お礼だ」
「え?」
その意外すぎる答えに、思わずその場でリボンを説いて中身を確かめる。すると中からはそこそこいい出来のチョコチップクッキーとレーズンクッキーが出てきた。っていうか
「昨日あんたプレーンしか作ってなかったんじゃなかったっけ?」
「あぁ、まぁプレーンだけじゃなんだからさ、家帰った後徹夜で作ったんだよ」
「「徹夜!?」」
あの後家に帰って更に作ったっての!?
「あぁ、1回じゃうまく作れなくてな。時間かかっちまった。おかげで眠ぃよ」
そう言って欠伸をする兵藤。っていうか
「そ、そんなに頑張ったんなら私達じゃなくて先に火織ちゃんたちに……」
「いやそれは当然だろ。火織たちには朝食前に焼きたて渡したよ。……で
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