暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
ホワイトデー特別SS とある年のホワイトデー
[5/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
けど………………まさかガハマさん並の錬金術を披露してしまうとは。流石にあれはみんなに食べさせられなくて、俺が全部胃袋に流し込んだ。
あれから数回指導されつつ試作して、なんとか見れるものにはなったんだけど、相変わらず美味しくない。っていうか言われた通りに作ってるのになんでこんなにうまくいかないんだ?
まぁ言ってても仕方ないので、さっさと残ってるぶんを毎度のごとく牛乳で流し込んで、次の試作にとりかかる。今度こそは……!
「……ねぇ変態」
「……なぁ村山、流石にその呼び方はやめてくれねぇか?」
「じゃあエロガッパ」
「だから……はぁ、もういいよ。で、何だよ?」
「なんであんたそんなに頑張ってるわけ?」
「いや手作りにさせたのは桐生だよな?」
「でもなんだかんだ言って投げ出さずに続けてるじゃん」
「……まぁ俺も前からお返しは手作りがいいと思ってたし渡りに船だったんだよ」
「でも普通そこまで必死に頑張る? どうせ義理のお返しでしょ?」
「まぁ他のやつならそうだけどさ、あいつらは特別、っていうか俺にとっちゃあの4人は紛れも無い家族なんだよ。家族のためなら全力になるのは当然だろうが」
「……あっそ」
そう最後に言うと、そのままリビングに行ってしまう村山、そしてそれに付いて行く片瀬。そしてなぜかこちらをニヤニヤしながら見ている巡。
「……なんだよ?」
「いやー、兵藤くんってさ……四股してるの?」
「ブフォッ!?」
さ、さっきの話聞いてなんでその結論になった!?
「なんでだよ!? そもそも俺は最初から火、じゃなくて! あいつらは姉や妹みたいなもんなんだって!」
「あ、分かった! じゃあ兵藤はシスコンなわけだ!」
「違ぇよ!? 桐生、お前も何聞いてたんだ!?」
「え〜? でも姉や妹みたいな娘を大事にしてるんでしょ? 普通の兄弟はそこまで仲良くないわよ?」
「ぐ……いやでも、姉や妹みたいなものだからシスコンってわけじゃ……」
「じゃあやっぱり四股?」
「だから違うんだって巡!」
そんな感じでクッキー作りは賑やかに進み、なんとか渡せそうなものが出来上がる頃にはいつの間にか夜の10時になっていた。……家に連絡忘れてて、しかも携帯もマナーモードになってて着信に気付かなかったせいで、家に帰ったらみんなにめっちゃ怒られた。
☆
「ねぇ、昨日のことなんだけどさ……」
「うん?」
昨日藍華ちゃんの家からの帰りが遅かったこと、剣道部の朝練もなかったことから登校が結構ギリギリになった私は、おそらく同じ理由でぎりぎりになってたこの娘と下駄箱で鉢合わせた後一緒
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ