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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
ホワイトデー特別SS とある年のホワイトデー
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「あいつらかなり手の込んだ手作りくれたからさ、ただ買ったもの渡しただけでいいもんなのかな?」
「……まぁそこまでのものくれたんならお返しも手作りにしたいわよね。あんたどうなのよ、料理の腕の方は?」
「残念ながらからっきしだ」
正直今まで食う方専門だったからな。一時期黒歌姉の手伝いをしつつ覚えようとしたこともあったんだけど、結局諦めちまったしな。
「う〜ん、兵藤くんさ、火織ちゃんたちにお返しが何がほしいかとか聞いたこととかもないの?」
「あ〜、前に一度聞いたことがあるんだけどその時の答えが……」
……やべ、いらん事思い出しちまった。
「お、なになに? なんて言ってたの?」
目をキラキラさせてこちらを覗き込んでくる巡。いやでもアレをそのまま素直に教えるわけには……って桐生がすげぇニヤニヤしてこっちを見てやがる!
「はは〜ん? 兵藤、あんた随分と面白いお返し要求されたみたいね? ほらほら、言ってみ言ってみ?」
「いや、でもな……」
あいつらのため、と言うより俺自身言うのが恥ずかしいというか……。
「ふ〜ん? 言わないんならあんたの幼馴染みへの熱い思いをたっぷり盛って龍巳ちゃんたちに「ちょっ!? 待て待て待て!? 言うよ! 言うからマジ勘弁して!!」……分かればいいのよ分かれば」
くっそ、こっちの弱みに付け込みやがって。
「で、何が欲しいって言ったのよ?」
「早く早く!」
「「……」」
興味津々に迫ってくる桐生と巡、そして我関せずといったふうに顔を背けつつも、それでもやっぱり興味があるのかチラチラ見てくる片瀬と村山。
「あ〜っと、そのだな……」
「「うんうん!」」
「俺ので型をとった……その………………子宝アメを」
「ブフォォッ!?」
「「「………………???」」」
あ、巡も片瀬も村山も、子宝アメが何なのか分かってねぇなこりゃ。一方の桐生はというと……
「ク、クフフフ……あっはははっっ!! ひぃぃっ、ダメ! お腹痛い!」
大爆笑だよこいつ。こちとら恥ずかしいの我慢して言ったってのに。
「ねぇ兵藤、それ言ったの龍巳ちゃんでしょ!」
「よく分かったな。まぁあいつが言っただけだったんならまだ良かったんだけど、黒歌姉は同調するし、白音ちゃんは顔を真っ赤にしても反対は1回もしなかったし、おまけに火織は苦笑しつつも止めようとしないし…………おまけに俺が乗り気じゃないと分かるや型取りを強行しようとするしでマジで大変だったんだからな」
「あっはっは! で、でもまぁいいアイデアなんじゃない? あんた龍巳ちゃんたちと一緒に模型とか作ってるから型取りのノウハウはあるし、アメなんて最悪砂糖溶かした水を
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