暁 〜小説投稿サイト〜
とある地下の暗密組織(フォートレス)
第1話
ep.007  『赤く染まる幼い少女編 5』
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じゃない?」

(いや、知らねぇよ!)
と、心の中だけでのツッコミ。

さらに続け、
「最近だと改修とか、実験とか・・・・・・・、実験とか実験とかっ!」
何かを恨んでいるような雰囲気が言葉から伝わってくる。
「まあ、最近は結構楽になってきたんだけどもね。」
またがらりと雰囲気が変わり、軽くなった。

「それにさっきだって、『昔の同僚でもやれるんだろうな?』とか言ってきやがって。」
今度はかわいく見せたいのか、プンスカと怒り出した。
「それがやれなきゃ殺人を商売になんか出来ないのにねっ?」

(あわ)てふためき
「ちょ、ちょ―っと待ってくれ立前さん。」
夢絶が警戒モードに移行する。

「どういう事ですか?」

「ん、どういう?  現在も実験は行われているの。」



































        君と私で。































「島崎 向子さんだけは、規格外。  まさかこの実験に暗部が絡んでくるとは、思ってはいたけど今回は例外だね。」
と、仁王立ち。


「叶くん、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戦お。」


この部屋は全面真っ白。見る限りJAIM製のものはない。

それもそうだろう。彼女が言った限りだと、彼女が能力者という事になる。能力が使えるのなら、こちらにも勝ち目はあるだろうが、もしも彼女が遠隔攻撃を可能とする能力だったら、こちらに勝ち目はないかもしれない。


知ってた。この人はこういう人だ。
「戦えばいいんでしょう。・・・、あんたの事だ。」
身構え、片足を引き呼吸を整える。
「タイマンしかしてくれないんだろっ!」


「おい!」
連れに言う。
「何ぃ〜、カナ☆リン?」


「絶対に、邪魔すんなよ。」
笑顔な回答。
「オォ〜ケェ〜、手は出さないよぉ〜。」








戦闘開始。



両者歩幅約20歩の距離。近寄りがたいし、話から察するに彼女はアンドロイド化してしまっている。

「面白くねぇ、全く。」
ぼそりと口から出た。


直後、体が前に動き出した。地面を能力込みで思い切り踏み込む。その踏み込みは反作用して夢絶を上に、前に押し出した。

上空。彼女の視線はずっと夢絶の顔に向けて。
彼女も腰をひねり、跳躍(ちょうやく)態勢(たいせい)




夢絶が天井に吹き飛んだ。
真っ白色の天井に亀裂が入り、(れき)が落ちている。

全くに何が起こったか分か
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