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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第0章:復活の為の復活編
1:おはようから、お休みまで、扱き使われる
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コなどの加工不要な食材でしか命を繋げず、滅びに向かって進む事しか出来てないんです!」

本当にヤバそうだな……
俺は目の覚めた、この空間……薄暗い密室しか知らないけど、一歩外に出たら悲惨な現実が待っているのか。
断りてーなぁ……でも泣いてるしなぁ……

「先程も言いましたが、冒険者としての実力を持ち、王としてのリーダーシップを発揮出来、奇抜な思考回路を持った、大きなミスを犯した貴方じゃないとダメなんです! 能力・資質・責任が揃ってるのは、リュカだけなんです!」
嫌だなぁ……(ゼロ)からの出発どころじゃなく、(マイナス)からの復興だろ?

「リュカ……私も出来る限りにお手伝いはするつもりです」
「手伝い〜……お前に何が出来んの?」
この状況まで何も出来なかった者に何が出来るってんだ?

「そう言われると思ってました。ですから既に貴方には能力を与えてあります……私達、創造主と言われる者達の能力の一部を……」
「……つまり?」

「はい。つまり、多様な物を作り出す能力です。私達の様に命や魂までは、如何こうできませんが、それなりのアイテムを作り出せば、土壁を煉瓦や石垣に変えたりする事は出来ます。試してみますか?」

「試すって……如何するの?」
「はい。周囲を見回して下さい……白い花びらが3つ落ちてますよね」
言われるがまま、俺は薄暗い空間を見回してみる。

すると先程までは気が付かなかったが、5メートルくらい離れた場所に壁が有り、四方を囲んでる事が判明。
上に視線を向けると大分高い場所に出口らしき穴がある。
でも現状では登れそうにない。

仕方ないので手近な場所に視線を移すと、不愉快な事に墓石が置いてある。
俺の墓か? 生き返らしておいて、こんなモノ見せるなよ。
しかし、その墓の向こう側には、ルビスが言った白い花びらが3つ……

「どっこいしょ……」
オッサン臭い掛け声で立ち上がり、白い花びらの所まで歩む。
……にしても、だるい。

「……拾ったよ、3つとも」
「では、その先にある切り株の作業台へ行って下さい」
だるいんだから1カ所で済ませろよ。

「着きましたら、先程拾った白い花びら3つを加工して、傷薬を1つ作り出して下さい」
「はぁ? いきなり傷薬作れって言われても、如何すれば良いのさ?」
「先程も言いましたが、貴方には神の能力の一部を分け与えてます。物を作り出そうと意識すれば、身体か勝手に作業しますよ」
「何だそれ……人を改造人間にしたのか?」

「改造人間? 違います、神々の力を分け与えたんです!」
解っーた(わーった)解っーた(わーった)……そんなに怒んなよ」
俺は怒られつつも言われた通り傷薬を作ってみせる。

「ほれ、出来たぞ」
「如何ですか、
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