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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第0章:復活の為の復活編
1:おはようから、お休みまで、扱き使われる
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「本心を言えばティミーを召喚したかったのですが、彼の魂はマスタードラゴンの世界で必要な存在なのです。なんせ天空の勇者ですからね……()の世界に悪が蔓延った時には、ティミーの魂を持つ者が世界を浄化する。なので貴方の息子さんの魂は召喚出来ないんです。残念ですよねぇ〜」

「全然残念がってねーだろ、お前」
「はい。貴方じゃないとダメなんです……だからティミーを召喚出来なくても、全然残念じゃありません」
あっさり認めやがった。ムカつく女だな。

「ふざけんなよ。何で俺じゃなきゃダメなんだよ!? もう俺を利用するの止めてくれよ」
「人聞きの悪い事を言わないで下さい……利用なんてしてません。ただ貴方には、アレフガルドを復活させる義務があるのです」

「ねーよ、そんな義務! 俺はこの世界の住人じゃねーんだぞ!」
「そうです。貴方はこの世界の住人ではありません。でもあるんです……義務が。と言うより、貸しが!!」
先程までの柔らかい口調がなくなり、かなりキツイ喋り方で俺への貸しがあるというルビス。

「ふざけんなよ。ゾーマ討伐を手伝ったんだ……そっちに借りがあっても、俺に対する貸しは無いだろ!」
「憶えてないんですかリュカ!? まさにそのゾーマを倒したときのことを……貴方がやらかした大きなミスを!」
ミ、ミス?

「憶えてないようですので、私が説明しましょう」
何か何時になく上から目線なルビスだ。
怖いなぁ……俺、何しちゃったんだろ?

「光の玉を憶えてますか?」
「……アレだろ、竜の女王に貰った玉だろ」
股間を指さして『これ?』とか言おうと思ったけど、ものっそい怒られそうな雰囲気だから我慢した。

「その光の玉が最終的に如何なったか解りますか?」
「知るかよ。この世界に置いてきたんだから、行方なんて関知してない!」
「では、貴方が知ってる光の玉の最終状況は如何ですか?」
「え? 俺の知ってる光の玉の状況は……………あ」

「思い出しましたか……そうです、ゾーマの城に放置しっぱなしでした。言い切って良いです、私もあの場に居ましたから……誰も回収してないって事を!」
やべぇ〜、今更だけど回収しなきゃ拙いじゃん。

「ちょ、ちょっと待って……」
ヤバいよ……俺等が放置した光の玉を、あの竜王ってオッサンが回収して、世界を滅茶苦茶にしちゃったの?
……でも俺だけの所為じゃないよね!?

「待て待て待て……確かに光の玉をゾーマ城に放置した。それは認めるけど、先刻(さっき)言った様にお前も居たじゃん! 何で俺だけの責任なの?」
そ、そうさ……俺だけが悪いわけじゃない。み〜んな同罪さぁ!

「俺も悪いけど、ルビスだって忘れてた訳だし、あの場に居た皆が悪い訳じゃん。なのに俺にだけ罪を着せるのはど
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