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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第0章:復活の為の復活編
1:おはようから、お休みまで、扱き使われる
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んだよ!
これ誰の夢だよ!?
何処の馬鹿の夢を見せられてるんだよ!?
って言うか、何なんだよこの状態は?
俺、死んだよね!?
家族に看取られて臨終しましたよねぇ?
ティミー達も涙流して送ってくれたよね!
「起きなさい……リュカよ起きなさい」
今度は誰だ、死者に“起きろ”と命じる馬鹿は?
とは言え、この不愉快な状態を説明させたいから、起きる事にしよう……
「目覚めましたかリュカ」
「……」
「如何しましたか?」
「……」
だるい……
何でこんなにだるいんだ?
やっぱり死者だから?
「リュ、リュカ……?」
薄暗く、ハッキリと周囲が見えない空間で、またどっかの馬鹿が俺を呼ぶ。
聞き覚えのある女の声だ。
この声に該当する人物は2人居る……
一人は俺の母、マーサだ。
もう一人は……
「お前ルビスか?」
「げっ!? き、記憶があるのですか?」
「お前何言ってんの? お前が俺を名指しで“起きなさい”と言ったんだよ」
「い、言いましたけど……普通記憶が無いものなんですよ、死者の魂を召還すると」
やはり俺は死者なんだな。
って事は……ゾンビ?
生きた人間の肉を喰らわなきゃダメなのかな? それとも脳味噌かな?
「リュ、リュカ……貴方を復活させたのには理由があります」
「復活? 俺ゾンビじゃないの? バタリアンじゃないの?」
「バタリアンが何なのか解りませんが、今の貴方は生きた人間です」
「良いのそう言うことして? 神様って何やっても良いの?」
「い、色々あるんです! 本来なら、死者の魂に手を加えるなんて禁じられてるんですが、今回は致し方ないんですぅ!」
「“ですぅ!”じゃねーよ貧乳女神。何で俺なんだよ? 天寿を全うし、やっと静かに眠れる……ビアンカの下に行けると思ってたのに、勝手に生き返らせるなよ」
そう……俺よりも10年早くに他界した妻のビアンカに、死後の世界で会える事を楽しみにしてたのに!
こんな事が出来んのならヒゲメガネを脅してビアンカを復活させとけば良かった。
ヤツには沢山貸しがあった事だし、最初は断ってきても最終的にはOKしたはずだ。
「今回の責務を全う出来るのは貴方しか居ないのです。幼き頃から冒険をし強さを身に着け、一国の王として並外れた手腕を持ち、先程夢で見せた者の様な誤った選択をしない者は、貴方しか居ないのです!」
「そんなわけねーだろ。幼い頃から冒険し、王としての手腕を持ち、悪に墜ちないヤツだったら、俺の息子のティミーの方がよっぽど適してる。アイツは正義の勇者様だからな……真面目だし強くて完璧だよ」
「全くその通りだと私も思います」
何だコイツ。
俺を勝手に召喚しておいて、もっと他の候補の方が粒揃いだと認めやがった。
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