1話 うちのパーティに華を求めるのは酷だろうか?
[2/2]
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
に草の揺れている位置がじょじょに近づいてきた。
しかし出てきたのはミーティア姫ではなかった!
「ま、魔物じゃと!?」
トロデ王の胸へ飛び込んで来たのはミーティア姫ではなく魔物の3匹のスライム達だった!
「むっ!兄貴!」
「下がってください王様!」
僕とヤンガスはそう言いトロデ王の前へと飛び出した!
先手はスライム達がとった!一匹のスライムが僕の方へ向かって突進した。
しかし僕は落ち着きをはらい難なく剣で突進してきたスライムを跳ね飛ばす。
次はヤンガスが飛び込んだ!
「ズドォン!」
上空へ飛んでからの体重の乗った一撃がスライムの脳天を襲った!スライムは溶けるようにしてなくなりゴールドに変わった。
しかし僕が弾いたスライムが別のスライムを攻撃してスキだらけのヤンガスへ襲いかかった!
「ザシュ!」
どうにか間に合った…ヤンガスに襲いかかったスライムはヤンガスの鼻先でゴールドに変わり地面に落ちる。僕、いい事したね!
「兄貴!後ろでげす!」
「へっ?」
そう言われ後ろを振り返るとそこにはここだとばかりに突進してきた最後のスライムが僕の鼻先まで来ていた!
まずいと思った僕は反射的に目を閉じてしまう。
「サクッ!」
襲いかかって来ない…しばらく目を閉じたあと再び目を開けた。そこにはスライムはいなかった。変わりにスライムが所持していたであろうやくそうとゴールドが落ちていた。ん?あと枝のようなものも落ちていた。
「お主もまだまだじゃな。エイト。」
「おっさん!今の枝投げナイスでがす!兄貴もアッシを助けてくれてありがとうでげす!」
ヤンガスの発言からして僕のピンチを救ってくれたのはトロデ王らしい。しかも枝投げで…
「すいません王様…みっともないところを見せてしまって…」
「よいよい。臣下を守るのも王の務め。しかし次からはよわっちいやつだからと言って気をぬくではないぞ。」
いや…気をぬいたつもりはないのだけど…まぁいっか。
「そんなことより姫じゃ!わしの可愛いひとり娘のミーティア姫は無事か!?」
トロデ王がそう言うと奥の道の方から一頭の白馬が現れた。
「おお!あれにおったか!?姫!ミーティア姫!」
トロデ王はそう言うとミーティア姫に抱きついた。
先ほどトロデ王が胸に飛び込んでこいと言ったが本当に飛び込んだ時のことを想像して吹いてしまった。
だって絶対潰されるもん王様…
「さて…馬姫さまもお戻りだし…日が暮れぬうちにそろそろ出発したほうがいいでがすよ。」
だからさっきから言ってるよ…僕はこの華のないパーティを抜け出してとりあえず女の子を見ていたい!さらに言うともうロリだろうがなんだっていい!僕はいま女の子欠乏症なんだから…
[9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ