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レモン爆弾
3部分:第三章
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「真似したら生活指導の先生が来るぞ」
「ああいうの凄い憧れるんだけれどな」
 思春期の少年としてだ。その立場からの言葉だった。
「あれは駄目か」
「あと谷崎も止めておけよ」
「やっぱり生活指導部行きだからな」
「そうか。じゃあ泉鏡花にするか」
 方向が変わった。それもかなりだ。
「ちょっと次の休み姫路城行って来るな」
「ああ、そうしろ」
「無難にな」
 そんな話をしながらだ。作戦成功を祝う彼等だった。彼等にすれば今回のことは大成功だった。そしてそれからもだ。そんなことをしようと笑顔で話す高校生活だった。


レモン爆弾   完


                    2011・12・21

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