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俺から見た八幡先輩といろは先輩の事情
俺から見た八幡先輩といろは先輩の事情
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!そ、そんな事ないよ、そろそろ卒業式だなってだけ」
歩垂「それ実際間接的に八幡先輩の事考えてますよね?」
いろは「そ、そんな事…」
歩垂「この学校で八幡先輩の次に誰がいろは先輩と一緒にいると思っているんすか?」
いろは「ぅ…だってぇ、もうすぐ卒業なんだよ?会えなくなっちゃうんだよ?」
歩垂「…まあ俺も八幡先輩にはお世話になりましたし…まあこれはいろは先輩に任せますよ」
いろは「ふぇ?」
歩垂「今回だけは少し仕事サボっても文句言わないっすよ。代わりに俺がやるんで」
いろは「歩垂君…」
歩垂「…何か名前で呼ばれるの慣れないっすわ」
いや意識してないって分かってるんだけどね…何かこう…何か照れる。八幡先輩もこんな感じだったのかな。
いろは「あ、ごめんねちょっと無意識で…」
いろは「あざといっすよ、いろは先輩」
いろは「ちょっ!?これは素で無意識だったんだからぁ、ほんと歩垂君は先輩に似てきたよ」
歩垂「俺にとっては褒め言葉っすよ、まあ、あまり対人スキルとか高くない俺からのアドバイスっす。独り言だと思って聞き流しても構わないっすから。はぁ…ほんとやっぱり思ってるだけじゃダメだな、やっぱりしっかり行動で示さないと人って分かって貰えないな。すぐに言わないと誰かに取られちゃうかもなぁ、そういうのって何か悔しいな、取られた感じがして、だから早く行った方がいいかも…そう言えば今日八幡先輩職員室に呼ばれる用があって6時くらいに学校いくって言ってたから…そろそろ終わってる頃かな八幡先輩ならすぐ帰りそうだから急がないと」
いろは「…歩垂君、ありがとね」
歩垂「鍵は俺閉めておくんで言ってきてくださいよ、いろは先輩」
いろは「うん…本当にありがとう」
歩垂「いいんすよ、俺にもいろは先輩の素を見せてくれたお礼です」
いろは「うん…それじゃまた明日ね、それと…行ってきます」
歩垂「はい、また明日っす、それと行ってらっしゃいっす」
勢いよくいろは先輩は生徒会室を出ていく。それのゆっくり続くように出ていき鍵を閉めて、鍵を返して1度屋上まで上がって下を見た。
歩垂「まったく予想通りだよ」
下にはいろは先輩と八幡先輩がいた。ふと、何故俺が2人を尊敬するのかを考えてみた。八幡先輩は俺と似たような人で自己を犠牲にしてまで人を助ける所を俺は尊敬した。いろは先輩は1年生ながら生徒会長を務め周りが上級生でも動じない所を俺は尊敬した。こう考えると何か2人を足して割ったようなのが俺なんだなって気がした。………そんなんだから俺はお節介な事をしたがるのかも知れない、だからいろは先輩に最後言った多分いろは先輩は先輩を進めるために言ってると思ってるかも知れないっすが…いやそうなんすけど、あれ俺の後悔だって知ってますか?今八幡先輩に抱きついてますけど、良かったっすね返事OKだっ
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