暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスター〜ソウタストーリー〜
第1話 旅立ちの儀式
[2/3]

[1] [9] 最後 最初
ション誌のモデルのような緑を基調とした衣服に身を包んだ若者…グリーンだった。

「「「グリーンさん??」」」

3人そろって声をあげる。

グリーン「いや、そんなに驚くこたぁねぇだろ。」
「でも…オーキド博士がポケモンをくれるんじゃ…」
グリーン「じーさんは今は、コガネシティでラジオの収録をしている。まぁ、俺はあの人の代わりってことだ」

オーキド・グリーン。若干21歳にしてジムリーダーとポケモン研究所の助手をこなす凄腕のトレーナー。マサラタウンの子供たちにポケモンの授業を受け持つこともある。その忙しさの中でも、ポケモンを愛する心を忘れないどんな人からでも好かれる若者。3人の少年もグリーンのことは大好きだった。

グリーン「と、いう訳でだ。」
グリーン「今日…お前達はついにポケモントレーナーへの第一歩を踏み出す訳だ。俺の持ってきたトレーの中には3匹のポケモンがいる。この中から好きなポケモンを選べ。」

ポケモントレーナー。カントー地方では10歳になったときにポケモンを持つことが許される…が、トレーナーとして旅に出るのは普通、トレーナーズスクール(ポケモンの学校)を卒業してからである。少年3人もトレーナーズスクールの卒業生だった。
しかも、12歳になり旅に出発する予定の10万人の少年少女から選ばれた所望天才の少年3人。彼らには特別な任務が課せられる。

グリーン「そろそろ決まったか?」

3人は揃えて首を縦に振る。

「俺はヒトカゲです。」

3人の中で1番背が高く、常にヘラヘラとしている少年…名をヒロと呼ぶが、彼はヒトカゲを選んだ。

グリーン「ほのうタイプのヒトカゲか。そいつは少し癖があるが育てれば強くなるぞ??」

「俺はフシギダネ。」

3人の中で最も筋肉隆々でサッカー選手のような身体をしている少年…名をヨシと呼ぶが、彼はフシギダネを選んだ。

グリーン「フシギダネか。そいつは草タイプのポケモンでな。利口で初心者にはピッタリだ。」

「俺はゼニガメだな。」

頭を丸めており人懐こい笑顔を浮かべている少年…名をユウと呼ぶが、彼はゼニガメを選択した。

グリーン「水タイプのゼニガメか。そいつはとても元気な奴だから、きっと楽しい旅になるぞ??」

グリーンがさながらオーキド博士のように3人にアドバイスを伝えたところで、場をまとめ始めた。

グリーン「選び終わったな。よし。」
グリーン「じゃあ…これを渡そう。」

そう言ってグリーンは懐ろから赤いタブレット端末を差し出した。ポケモン図鑑である。

グリーン「ポケモン図鑑は知ってるな?」
ユウ「はい。」
ヒロ「ポケモンを捕まえればその情報が記録される機械ですよね。」
グリーン「そうだ。」
グリーン「そのポケモン図
[1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ