2部分:第二章
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てはだ。こう言うのだった。
「異様よね」
「殿方はこれ鬘ですか?」
「あの左右にカールのモーツァルトみたいなのだけじゃなくて」
「この長い鬘も描くの大変なんですけれど」
「描き込むこと多くて」
まずは男の髪型にだ。頭を悩ませる。この時代の貴族は舞踏会等では服はバロックやロココのままだ。しかしその髪型はこの時代のままであるのだ。
だが当時の髪型はだ。どうかというとだ。
「こんな描きにくい髪型ばかり」
「先生カール苦手だったんですか?」
「そうだったんですか?」
「誰でも得手不得手はあるわよ」
かなり嫌そうな顔でだ。カトリーナは答えた。
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