日常編大魔闘演武後
贈り物
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マグノリアにて・・・
「来たぞ!!帰ってきた!!」
「早く!!こっちこっち!!」
「待ってました!!」
「おかえり!!みんなぁ!!」
マグノリアへと帰ってきた俺たち。その俺たちを待っていたのは、お祭りとも取れるほどの大騒ぎをしている街の人たちだった。
「皆さ〜ん!!大魔闘演武優勝ギルドを、盛大な拍手で迎えましょう!!」
ドスの効いた低い声で俺たちの帰還を歓迎するのは、黄昏の鬼のマスター。そして、彼の後ろではそのギルドのメンバーたちが笑顔で拍手をしているのが見える。
「妖精の尻尾!!凱旋!!」
その声と共に花吹雪が舞い、住民たちがこれでもかと大歓声を俺たちへと向ける。
「ただいま!!」
「あいさー!!」
先頭で手を振りながら皆さんの歓声に答えるはやはりこの人。ナツさんとハッピー。
「優勝したぞぉ!!」
「やったよぉ!!」
ポーズを決めながら住民の皆さんに優勝の報告をするナツさん。やっぱり彼がいないと盛り上がりに欠けるというのがよくわかった。
「すごい人の数」
「マグノリア近隣からも集まっているようだな」
街の入り口から途切れることなく続く人の群れ。それを見たルーシィさんとエルザさんがそう言う。
「イェーイ!!優勝じゃあ!!」
アスカちゃんを肩車したマスターが両手を広げて喜びを表現する。
「ミラちゃん!!こっち向いて!!」
「は〜い♪」
熱狂的なファンの声に手を振りながら笑顔で答えるミラさん。そのすぐ後ろでは、リサーナさんを肩車したエルフマンさんが、大騒ぎをしている。
「オオッ!!これすごい!!」
「俺たちが一番だ!!」
大歓声にリリーが感嘆の声を上げ、カジルさんが拳を胸に当てて声高らかにそう言う。
「皆さん。応援ありがとうございました」
「もう。シャキッとしなさいよ」
応援してくれていた皆さんに深々と頭を下げるウェンディ。そんな彼女に対し、シャルルがもっと胸を張って歩くようにいう。
「皆さんありがとうございます!!」
「わ〜い、皆ありがとう!!」
彼女の隣で俺は両手を広げて皆さんの歓声にお礼をいい、セシリーも同じようにお礼をいう。
「祝い酒だぁ!!」
「いい加減にしろよ、カナ」
お酒の瓶を片手にすでにほろ酔い気味のカナさん。その近くのラクサスさんは彼女のあまりの飲酒の多さに度が過ぎていると感じ、呆れながらも注意している。
「・・・」
皆さんいい笑顔で凱旋をしている中、一人だけぶっきらぼうな表情で、何かを考えているものがいる。
「グレイ様?」
「・・・何でもない」
彼の隣にくっつきながら歩いていたジュビアさんが心配して声をかける
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