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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第四十七話 柴山少佐!漫画は藤子不二雄先生!!その六
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「そこで彼等と戦いましょう」
「それでは」
 二人でこう話してだった、そのうえで。
 二人は勝負の日に甲賀まで行った、そしてその忍者屋敷の前まで来た。見れば例の二人はもうそこにいた。
 そしてだった、屋敷を見つつ言っていた。
「おら、ケム○キ君いるか!」
「出て来やがれ!」
「○千代でもいいぞ!」
「甲賀者出て来い!」
「サインしてやるからな!」
「正義の味方のサインをくれてやるぜ!」
 こんなことを言っていた、そして。
 周りの観衆の人達にもだ、大威張りで言った。
「ほら、どんどん来い」
「サインしてやるからな」
「勝負の前はサイン会だ」
「ジャスティスカイザーサイン会だ」
 こう言うのだった、見ればサインペンがそれぞれの手にある。
「ほら、遠慮は無用だぜ」
「ヒーローの直筆サインなんて滅多にないぞ」
「よみうりヒーローショーじゃライダーや戦隊メンバーがしているけれどな」
「あくまで中の人は違うからな」
 変身前の俳優さんでも撮影時のスーツアクターの人でもない。だから身体の動きはどうしても違うものになっている。確かに見事だが。
「けれど俺達は俺達だ」
「本物のジャスティスカイザーだぜ」
「それでな」
「俺達が書いてやるぜ」
「有り難く受け取れ」
「わかった」
 明らかに外国人それもコーカロイドの鷲鼻の男が来た。スーツにトレンチコートにボルサリーノという格好である。
「ではサインを貰おう」
「んっ、あんた確か」
「ジャベール警部だよな」
「そうだ、ああ無情の出て来ていたな」
 自分から言う警部だった。
「そうだったな」
「あんた自殺してなかったか?」
「自分の過ちに気付いてだったよな」
「そうだっただろ」
「それで死んだじゃなかったのか」
「それは作中のことでだ」
 本編のだ。
「私はこの通り生きている」
「ユゴーの作品の人まで出るなんてな」
「この作品ゲストキャラ豪華になってく一方だな」
「あの名作からのゲストキャラってな」
「時空を超えてまで登場かよ」
「パリ市警に勤務している」 
 ああ無情は十九世紀の話だが時空を超えてそうしているのだ。
「経歴を明かした、そのうえでだ」
「サインかよ」
「俺達から貰うのか」
「君達の筆跡を保管してだ」
 そしてと言う警部だった。
「何かあれば捜査に使わせてもらう」
「おい、つまり俺達が犯罪したらか」
「そこから調べるっていうのかよ」
「あらかじめ筆跡保管してか」
「そうするのか」
「そうだ、国際捜査になる」
 パリ市警からあげてというのだ。
「君達の筆跡はインターポールにも届けておく」
「それで変な事件があったらか」
「俺達に捜査をあげていくのか」
「そうするっていうのかよ」
「つまりは」
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