第四十七話 柴山少佐!漫画は藤子不二雄先生!!その四
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「では大将、今回も」
「宜しく頼む」
「正々堂々と戦い」
瞬は二人にも敬礼をして応えた。
「そのうえで」
「勝利を」
「今度こそ勝利を」
「手に入れてきます」
約束するのだった。
「必ず」
「その意気だ」
「まずは正々堂々と戦うのだ」
「武人として恥じない戦いをな」
「それを見せるのだ」
天下即ち全世界にだ。
「そしてだ」
「そのうえで勝利だ」
「武士として戦いだ」
「そして勝つのだ」
「卑怯未練があってはならない」
「絶対に」
「そうです、私も日帝衆の者です」
しかも大将である、かつて日本軍では陸軍も海軍も大将になれる者は稀だった。
「ですから」
「そうだ、日帝衆の者としてだ」
「それに相応しい戦いをするのだ」
「まずはそれだ」
「心を忘れるな」
二人もこう瞬に言う。
「心のない力は暴力だ」
「下衆な心でするものは餓鬼の力だ」
暴力どころかだ。
「その餓鬼になるな」
「決してな」
「人として戦うのだ」
「日帝衆の者として」
「そうしてきます。では少佐のところに一旦行ってきます」
柴山のところにというのだ。
「これより」
「柴山少佐は手塚治虫先生の再来と呼ばれている」
「第二の田河水泡先生ともな」
「一人で藤子不二雄先生にも匹敵する」
「石ノ森章太郎先生ともだ」
どの人も作者が経営する巨匠達だ。
「その少佐の実力ならだ」
「あの二人にも勝てる」
「あのスーツがどれだけ万能でもだ」
「装着者にあらゆる能力を与えようともだ」
装着者達にそれここそ某魔法科高校の学生の様な能力を与える。そうしたチートそのものの超高性能スーツなのだ。
「柴山少佐に勝てるか」
「負けずととも勝てない」
「そこに大将のアシスタントが加わる」
「ならば勝てる」
「だからこそだ」
「後は日帝衆の武人として戦うのだ」
「そうしてきます」
そのことを約束してだった、瞬は大阪の通天閣付近にある将棋の店に言った。何故そこかというとミナミの帝王を描いている人が作品に舞台の一場面に使っていたからだ。
そこのビルの一室においてだ、茶色のベレー帽を被った鼻の大きな海軍衆少佐の軍服を被った男がいてだった。
漫画を描いていた、アシスタントの下士官及び兵達はその彼に言っていた。
「少佐、ペン入れ終わりました」
「ベタ完了です」
「週刊少年ヨンデーの分終わりました」
「次はゴロゴロコミックですね」
「その後はてれびさん」
「そして月刊少年ヨンデーの方も描いて」
「次はビックリコミックオリジナルですね」
連載を次から次にというのだ。
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