機動戦艦ナデシコ
1267話
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え? はぁっ!? 何だってそんな触手のいる方に!?』
「いいから、死にたくないならこっちに来い。そうすれば取りあえずは何とかしてやる!」
『あーっ、もう! 分かったよ!』
そう叫び、海の中へと沈んでは再び跳躍するという方法でテンカワのエステバリスはこっちの方へと向かって来る。
未だにミロンガ改を狙ってくる触手をビームマシンガンで撃ち落とし、ビームサーベルで切り裂きながら、タイミングを合わせて再びテンカワへと通信を送る。
「よし、そのまま俺の横を通って後ろの穴から抜け出ろ!」
『いや、けどそれじゃあアクセルはどうするんだよ!?』
「問題ない、射程範囲内に味方がいなければどうとでもなる!」
その言葉と共に入れ替わるようにしてテンカワが俺の背後へと……先程までの攻撃で開いた空間を通って触手地獄から抜け出す。
同時に、俺はミロンガ改のエナジーウィングから刃状のエネルギーを射出し……こちらに向かってくる無数の触手を纏めて消滅させる。
『アクセルさん、そこから一旦退避を!』
同時に聞こえてきた艦長の声に従い、その場から退避してこちらに向かってくるナデシコから距離を取る。
その際に周囲を見れば、そこではテンカワのエステバリスがナデシコに着艦しているのが見えた。
……荷物搬入口からしか出入り出来ないミロンガ改にしてみれば、羨ましい話だ。
ともあれ、そのまま真っ直ぐに突っ込んで行ったナデシコは、大きく口を開いたチューリップの口へと艦首を突っ込み……次の瞬間、チューリップは内部から爆発する。
チューリップを貫いて虚空に消えていった、黒い攻撃。
それは、俺に取っても非常に見慣れたものだった。
即ち……
「重力波砲、か」
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