幻のIS小説のプロットの更なる続き。
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ト迎撃のために政府と連携を取っている筈。真人は直感的に、のほほんを連れ去ったのが偽真耶だと言う事に気付く。
のほほんを助けるために初めて緊急時に共に行動する一夏と真人。二人が移動した先には、気絶したのほほんと、完全に戦闘不能にされた楯無。偽真耶はなんと楯無を一方的に下したのだ。圧倒的なまでの実力の差――偽真耶曰く、真人を護衛するときの真耶はブリュンヒルデクラスの戦闘機動をしており、それに比べてロシア代表でもある楯無はあまりにもお粗末だったという。
偽真耶は、今回の作戦も自分としては不本意だったと語り、真人がこちらに下るのならば同僚を黙らせてこの場から撤退させると提案した。テロの流れ弾は校舎の一部を壊すほどに激化しており、いつ民間人に死者が出てもおかしくはない状況だった。
楯無は自分の実力が届かない現実を悔いた。一夏は「全員助けると言う選択肢を確実に潰してくる」敵という存在に、自分の認識の甘さを噛み締めた。そして真人は、「この人は嘘をついていない」とまた根拠もないのに直感する。投降を考えて手ぶらで前に出る真人――しかし、外で戦闘していたMの駆るゼフィルスが建物内に突入。一夏を発見してそのまま交戦に入る。
簪が訓練機で駆けつけて楯無とのほほんを保護し、やむを得ず4機は戦闘を開始する。一夏はMを迎撃し、真人はそれを援護し、Mは一夏を集中攻撃し、偽真耶はラファールのようなISを展開してMを援護する。偽真耶は何故か真人を撃つことは絶対にしない為、それを利用した巧みな真人の援護によって戦闘はこう着状態に陥る。
だが、やはり学生二人の即席コンビでは限界があったのかエネルギーの限界が近付く。そんな折、真人は見たくないものを見てしまった。事件の混乱で集団からはぐれた3年生が戦闘現場に紛れ込んだのだ。最悪な事にMもまたその存在に気付いており、「一夏の心を折る為に」BTで容赦なく生徒に発砲。真人は咄嗟にISの盾であり武器でもある複合装備を展開し、身体を張って護る。偽真耶はそこで真人が生徒を守っている事に気付くが、Mはそれもまた一夏への精神攻撃になると一斉砲撃。エネルギーが限界に近づいていた真人のミソラスは、バリアエネルギーの残量が一気にゼロになった。
真人は死を覚悟したが、その時、真人の意識が遠のいた。
いるのは忌まわしいアパートの一室。どうしてか、いつもと違って玄関が開いている。そこで真人は玄関の外の何もない空間にミソラスがいる事に気付く。全身が痛々しい生傷で覆われている姿を見た真人は、その傷が致死に到っていることを確信した。
ミソラスは「貴方を守りきれなかった」と謝り、「自分の全てはその子に託した」と言って真人の後ろにいたミソラスそっくりの少女を指さす。真人はありったけの言葉を叫びながらミソラスに手を伸ばした。「馬鹿野郎……
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