暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?時空を超えて今ふたたび〜Return of Rivals〜
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「僕のメッセージと、これまで君たちが研究成果として撮影してくれたエルトリアの大地の映像が収められている」

「博士のメッセージ?」

「博士は一緒に行かないの?」

「・・・うん。安定して時間遡航できるようにはしたけど、やはり人には耐えられないものでね。いつかはチーム海鳴の子供たちを招待できるように調整していきたいんだが。それはまた今度という感じかな。今はとりあえず、忙しくなる前に一度ご挨拶とお礼をしたいんだ」

ディアーチェの問いに答えた博士にアミティエとキリエが再度訊ねると、僅かばかり寂しそうに笑う博士はそう答えた。いつかは人間でも時間遡航できるようにして、今以上に元に戻り始めているエルトリアの大地をチーム海鳴に直接見せてあげたいと。

「そういうわけで、お願いできるかな? 僕の依頼」

娘たちは「もちろん!」力強く首肯した。が、「ですが博士。我々が居ない間の食事などはいかがなさるのですか?」料理担当のディアーチェはそれが不安だった。面倒を見る者が居ない中で博士を1人にすると、高確率で孤独死するのではないか?と。

「誰か1人くらいは残った方が良いかもしれませんわね」

「そうですね。帰還後に博士のピーな姿は見たくありませんし」

「そうね〜ん。あ、王様かアイルが残るっていうのはどうかしら? 別にはやてちゃんやすずかちゃんに会いたくないって話だし♪」

「「な・・・!」」

1人ではまともに生きられない博士の生活のために誰かが居残りをしないといけないと判断した娘たち。誰が居残るかを決めることになり、そして真っ先に挙げられたのがツンデレなディアーチェとアイル。
マテリアルは、チーム海鳴の少女メンバーの外見をモデルにしている。ディアーチェは八神はやて。アイルは月村すずか。シュテルは高町なのは。レヴィはフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。フラムはアリサ・バニングス。その特異な出生に、マテリアルとチーム海鳴はライバルであり友人であり、そして姉妹と言っても過言ではない関係でもある。

「い、いや、我は王の務めとして子鴉らに挨拶の1つくらいせねば!」

「す、すずかは私に会いたいでしょうし、で、ですから私も行きますわ!」

居残り組に挙げられたことでディアーチェとアイルが慌てて反論。ユーリが「素直になれば良いのに〜」と呆れ笑い。シュテルも「全く以ってそうですね」と同意した。

「いやいや。みんな一緒に行ってくれ。エフェルが居てくれるから、僕は1人でも大丈夫さ♪」

「はい。でも王様。出発前には食事は日持ちする物をよろしくです」

そう提案したエフェルヘリンズがグニャリと蠢き、グッと高身長の人型に形を変えた。エフェルヘリンズの通称・家事モードだ。すると目に見えてホッとするディアーチェとアイル。その様
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