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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?時空を超えて今ふたたび〜Return of Rivals〜
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いうわけでして」

「へぇ〜。レヴィも良いことを言うわね〜」

「お馬鹿だからこそ本能のままに動いたのですわね。ですが、良い行いですわ」

キリエとアイルも、レヴィとフラムの行為を称えた。そんな2人も掃除を手伝おうかと提案したが、さすがにアミティエと博士とシュテルの3人がかりでの掃除とあってもう終盤だったため「2人は先にダイニングに行っていてください」アミティエがそう言った。

「そう? じゃあお言葉に甘えて♪」

「お先に失礼しますわ」

キリエとアイルは手を洗うために風呂場へと続く扉をがちゃっと開けた。もわっと湯気が溢れ出て来て、アミティエ、博士、シュテル、キリエ、アイルの目の前に素っ裸なレヴィとフラムの姿が現れた。シャワーを浴びたことで白い肌は赤くなっていて、バスタオルで拭いている途中だからか2人の艶やかな髪が肌に張り付いていた。
7人の視線が交わり、「・・・・」無言の時間が僅かに続いた後、「わぁぁぁぁぁぁ!」レヴィとフラムは慌ててバスタオルで体の前を隠し、その場に縮こまった。そしてアミティエとキリエは「博士は目を閉じて!」バシッと博士の顔を両手で押さえ、「仕切りカーテンくらい閉めなさいなお馬鹿!」アイルが扉を閉めた。

「すまない、すまない、すまない、すまない、すまない!」

裸を見たことに対して何度も謝る博士。その謝罪は、ペザントブラウス・ブルームスカートに着替えたレヴィ、スモックブラウス・ゴアードスカートに着替えたフラムが脱衣所から出てくるまで続いた。

「すまない、レヴィ、フラム!」

「いいよ、博士。ボク達の不注意だったし」

「でありますな」

「まったくですわ。仕切りカーテンを閉めていれば見られることはありませんでしたわよ」

照れくさそうに笑みを浮かべるレヴィとフラムに、アイルが注意した。ようやくアミティエとキリエの両手から解放された博士はそれでも申し訳なさそうにしているため、「ほら、博士!」レヴィと、「朝ご飯でありますよ♪」フラムが、博士の両腕に抱き付いた。もうこの件は忘れようと言う意志表示だと察した博士は「ありがとう」感謝した。

「私とシュテルで後片付けしますから、博士たちはダイニングに行っていてください」

「そうですね。2人で片付けられますし」

「そうかい? じゃあ、アミタ、シュテル。すまないけど、あとは頼むよ」

「はい!」「お任せを」

そして博士とレヴィとフラムは一足先にダイニングへ向かい、キリエとアイルは改めて風呂場の扉を開け、中に入っていった。アミティエとシュテルは泥水の入ったバケツを手に外へ出て、水を捨てて空になったバケツや綺麗に洗ったぞうきんを干す。

「朝から大変でしたね、シュテル」

「ええ。ですが・・・楽しいです」


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