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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?時空を超えて今ふたたび〜Return of Rivals〜
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、博士を3日ぶりに見たことで表情を輝かせていたレヴィとフラムを称えた。博士は2人に歩み寄り、「君たちのことを誇りに思う、うん!」肩に手を置いて、うんうんと何度も頷いた。

「あ、ありがと博士・・・」

「ありがとうでありますよ・・・」

そのテンションに僅かばかり引いたレヴィとフラム。アミティエは最初、「そうですね。素晴らしい行いですよ、レヴィ、フラム」博士と同様に2人を褒めた。しかし、すぐに「コホン!」と大きく咳払いして博士をジト目で見た。
今から正に泥を洗い落とすために風呂に入ろうとしていた2人の居る脱衣所へノックもせずに入って来た博士。それはあまりにも「デリカシーがありません!」だった。アミティエの怒声に博士は「わわ、すまない!」大慌てで脱衣所を出て行った。

「はぁ。レヴィ、フラム。ゆっくりで良いですから体を綺麗にしてください。着替えは私が持ってきます」

「は〜い!」「はいであります!」

レヴィとフラムからの元気いっぱいの返事を聴いたアミティエは脱衣所から出た。そこでドタドタと足音を立てて、廊下をぞうきん掛けしている1人の少女が目の前を通り過ぎて行ったのを見た。

「あ、おはようございます、アミティエ」

「シュテル。あ、おはようございます。掃除してくれているのですか? それに博士も」

シュテルと呼ばれた少女。フルネームをシュテル・ザ・デストラクター。栗色のショートヘア、青い瞳をし、サファリシャツとハーフパンツといった服装だ。彼女はレヴィとフラムが汚した廊下を濡れぞうきんで拭いて掃除していた。そして博士もシュテルの手伝いをしていた。

「はい。一応、妹に当たるレヴィとフラム(ふたり)の仕出かしたことですし」

「まぁ食事前の軽い運動をと思ってね」

あははと笑う博士に「本音は?」アミティエがそう訊ねると、「可愛いシュテル(むすめ)が目の前で掃除し始めたのに黙って見ているなんて無理さ」そう答え直した。

「ありがとうございます、博士」

「いやいや。当たり前のことをしたまでさ」

微笑むシュテルに満面の笑顔を返す博士。アミティエも「では、私も手伝いますね」そう言って、まずはレヴィとフラムの着替えを取りに行った後、すでに裸になって浴室できゃっきゃっ♪と洗いっこしている2人の影が映るすりガラスの扉に向かって「着替え置いておきますね〜」伝えた。

「ありがと〜♪」「感謝でありま〜す♪」

そして洗濯機に汗で汚れた2人のジャージや下着を放り込んでスイッチ・オンしたアミティエは「さてさて」物置からぞうきんを取って来て、彼女もまた掃除の手伝いを始めた。そこに「何をしていますの?」アイルと、「あら〜、泥だらけ〜」キリエが戻ってきた。そんな2人にアミティエが事情を伝える。

「――と、
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