SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
雪山探索編
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を少々……」
「やってたんだ」
「やってません」
「…………」
「あの、いっそ暴力的な反応してくれた方が助かるんですけど……」
モンスターを吹っ飛ばしながら二つの意味で空気が寒くなるフォルテ。慣れない癖にボケようとするから……
とかまぁそんなこんなで(どんなだ)頂上付近までやってきたフォルテ達。
あれだね。この話書くの久しぶりすぎて申し訳ないけど書き方覚えてない節がありますね。
「よい、しょっと……」
「着いたねー」
「うぉお……!」
「すごいでしょ?」
「はい……!」
雪山の頂上の景色。
(自分の功績でもないのに)自慢げなリズの隣でフォルテは否応なしに目を奪われていた。
真っ白な地面に突き刺さったような巨大な水晶。
夕暮れ色に染まった空を写した水晶が大きくそびえる姿は、穏やかに萌える炎をも想起させた。
その景色に魅せられたフォルテが、キョロキョロと落ち着きなく見回しながらゆっくりと進んでいくと。
突然。
とんっ。
「え?」
「じゃ、頑張ってね」
「え?ちょ、え?」
リズに、背中を押された。
と言っても、思いっきりつきとばすようなものではなく、2、3歩前に出る程度だ。
だが、時にその2、3歩が決定的な違いとなる時もある。
こんな風に。
モンスターのPOP領域に足を踏み入れる場合においては。
振り向いて、リズの方を向いていたフォルテの丁度後ろ。
つまりはフォルテの進行方法だった方から、「あいつ」が現れた。
フォルテからしてみれば、真後ろに出てきたわけだから、なんとなく感じるだけ。言ってみれば気配だ。
そしてフォルテがおっかなびっくりもう一度振り向いてみるとそこには……
「??????????????????????????!!!!」
周囲の世界に溶け込むように真っ白な、ドラゴンの姿があった。
突然いろいろあってついに固まったフォルテはとりあえず一言だけ呟いた。
「わーきれい……」
その言葉と穏やかな微笑みを浮かべる表情とは裏腹に、彼は心でしっかり泣いていた。大号泣だった。ドバドバでてた。
そしてそんなことお構いなしにドラゴンは攻撃を始める。
一度仰け反るような体勢になると、それを一気に戻して思いっきり、侵入者に氷のブレスを浴びせる。
ブレスとは名ばかりの、巨大な氷柱のような攻撃がフォルテに襲いかかる。
(避けることは簡単だけど……)
通常のブレスの特徴は、広範囲な攻撃と防ぎにくい点。ついでに状態異常だ。
だがこのように一点特化のような形であれば、飛距離は伸びるだろうが、二つの利点を潰してしまっている。
だが。
(後ろにはまだ、リズさんが……)
そのため、フォルテの行動は
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