SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ボス戦 その後 爆弾を添えて。
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確かに空は暗いけど、まだまだみんな賑やかだ。
「みんな元気だなー。私は疲れたよ。今日はもう寝るー」
「はい、リークさん。お休みなさい」
「うん、おやすみー。と、そうだそうだ忘れてた」
「ん?」
部屋に戻ろうとしたリークさんが、すぐさま戻ってきて、フォルテの横でベランダの柵に寄りかかる。
「フォルテさ、好きな人いる?」
「…………はい?」
ある意味こっちも唐突な質問。
別の意味で沈黙が……というか空白が生まれた。フォルテの頭に。
「な、え、いきなりなんですか?」
「いや、ちょっと気になって。おーしーえーてーよー」
「いや、えっと」
「ダメ?」
「んー、いるかもしれないし、いないかもしれませんねー……はい」
「……」
「……」
「答えたくないなら答えたくないでいいんだよ……?」
「あははー……」
なんか微妙な空気が流れだしました!
実況は私、提供者がお送りしていきます!
「……」
いや、冗談だって。フォルテ君。だからそのジトーッてこっち見ないでよ。後でメロンパンあげるから。
あ、マジでやめてくれた。やった。
あ、戻っていいよー。
「私はね、いるんだ」
「そう、なんですか」
「うん。ただまぁ告白はまだしないつもり」
「……正直意外です。意中の方がいることにも、告白しないことにも」
「ちゃんと理由はあるんだよ?告白するときはさ、ちゃんとその人の前で、その人の名前を呼びたいんだ。だから、ここの中では言わない」
「……はい」
「ここの中じゃ、名前聞くのはタブーだしね」
「……そうですね」
「うん。だからさ」
そこまで言うと柵から離れて、フォルテの正面に移動する。
ちょうど対面になるように。
そしていつもの楽しそうな笑みとは違う、少し恥ずかしいような、それでいて照れているような笑みを浮かべて。
「ここから出たらさ、君の名前を教えてね?」
少し意地悪に、そう言った。
そしてそれだけ言うと、リークはスッと部屋の中へ戻っていった。
「…………え?」
部屋の中から小さく「おやすみー」と聞こえた後も、彼はしばらくそこから動けなかった。
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翌日
「あぁ……」
「どしたの……フォルテ」
「爆弾を落とされました……」
「そんな武器……あったっけ?」
「知りませんよー……」
ギルドホームにて、机に突っ伏して呻くフォルテ。を机の反対側から何かの肉を食べながら眺めるヒナ。
フィーネさんとリークさんはお出かけ中です。
「武器買いに行かなくてい
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