SAO:アインクラッド〜共鳴しあう絆の中で〜
ボス戦 その後 爆弾を添えて。
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「食えオラァ!」
「ムグゴフッ!?」
ボス戦終了後、ギルドホームにて。
フォルテの口にメロンパンが突っ込まれていた。ルインの手で。
ごくんっ
「いきなり何するんですか!?ルイン!」
「嘘だろ噛まずに飲み込みやがった!?」
「くらえルインー!」
「えっちょ、リークさ、ングフッ!?」
今度はリークさんがルインの口に肉を突っ込んでいた。骨つきの。
「ン"ー!ン"ー!」
「そうかー!美味いかー!」
とてもそうは見えないけどリークさんが言うならそうなんだろう。多分。ルイン涙目だけど。
「ンッぐ、はッ、は、なにすんすかリークさん……」
「よし……ルイン……覚悟……」
「えちょ、ヒナ?ヒナさん?右手に持ってる骨付き肉はなんですかね?ちょっと?ねぇ、構えないで?ヒナの筋力値でやられたら俺死ぬ!死ぬから!やめ、ちょ、待っ……ぎゃああああああ!!」
南無。
????????????????????????????????????
「ボス戦お疲れー!フォルテ!」
「リークさんもお疲れ様です。ボス戦も、さっきの惨状も」
「ナンノコトカナーワカンナイナー」
「あっはっはっはー(棒)」
ギルドホーム、ベランダにて。
ボス戦を終えたフォルテ達は第70層をアクティベートした後、記者やらなんやらにもみくちゃにされる前にさっさとギルドホームに帰っていた。
正直、フォルテの行動のせいで少し暗い雰囲気になっていたが、ルインとリークがああなった結果いつもの彼らに戻ることができた。
「フォルテはさー」
「はい?」
「『死にたい』って、思ってるの?」
唐突な、質問。
沈黙が生まれた。
「あー……どうですかね」
「わかんなくなっちゃった?」
「そう、ですね。ボスがトラウマになってるあたり、死の恐怖はありますし、生きてたいんですかねー……?」
「ですかねって聞かれても私にはわかんないよ……?」
「そうですね、ごめんなさい」
クスクスと小さく笑いながら、横で同じように笑うリークさんを見る。
どこか遠くを見るように外を眺める彼女の横顔を。
「明日は、休みにしよっか」
ふと思い出したようにリークが呟いた。
「今日のボス戦でみんな疲れたでしょ。どこか出かけてもいいし、ここで寝ててもいいし。好きなことして過ごそうか」
「そうですね。僕も明日は武器をどうにかしないといけませんし」
「あそっか。フォルテの棍棒折れてたもんね」
「はい。なので明日はちょっと出てきます」
「りょーかい。私もちょっと出かけようかなぁ」
「了解です」
「真似されちゃった」
「あはは」
夜の街を見下ろす。
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